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あらすじ


地球探索

世界の扉をあけると、新宿御苑は森になっていた。(季節は夏、議導会が北半球の季節に合わせてメフュードゥ・セファの季節を設定した。人工惑星メフュードゥ・セファの自転軸は傾いていないため、北半球と南半球で季節は同じ。公転軌道を片寄らせ、さらに気象衛星と地熱コントロールで季節を作り出している)

そこにはリス型魔獣が生息してた。

先遣隊は魔獣を討伐して安全を確保すると、木を伐採して拠点をつくる。

新宿御苑には3000人、扉前のメフュードゥ・セファ側には7000人が滞在する。


扉の大きさが車2台分なら、維持にはセルファオートの意思の欠片の保持者が一人で可能とわかる。

そのため、扉の保持には、おばさん(元オスファール軍所属、魔獣デキア631は彼女を誘い出して捉えるために、ゾルタリウスが放ったグルバニオムから提供されたゼファレス人工生命体のひとつ)、おじいさん、子供の3人が交代で担当する。


界斗たち解放者の欠片持ちは探索チームに加わる。

界斗のチームは、奈美恵、依琳、藍香、ルリエラ(ラファエフ)、アンジェ、そして引退したハミルトの代わりに、界斗と同期で同い年のアルビット・ジェネッシュが加わった。

リーダは界斗で奈美恵が副リーダーだが、実際の戦闘指揮はラファエフがとり、行動は奈美恵とラファエフが相談して決めている。

界斗はあれ以来、超臨界過電水素をうまく使えなくなっていた。

美汐のことで随分と苦しんでいた。


先遣隊は、新宿御苑を囲んでいる道路に壁を建設し、要塞化して安全を確保する。

飛空戦艦などは、廃墟と化している神宮跡地に着陸させる。

先遣隊は探索を進める。ゾルタリウスとは遭遇しなかったが、問題は地図がないこと。転移時にある程度の世界地図は持ち込まれたが、どれも詳細な地図ではなかった。スマフォやパソコンに地図がインストールされているものは無かった。

地図を求めて魔獣と戦いながら、崩れかけている建物内を探す。地図らしき断片は見つかるが、完全な物は見つからなかった。

先遣隊を悩ましたのは、東京の地下鉄。地下にも魔獣が生息し、出口がそこら中にあるため、現在の人員では探索も封鎖もできず、悩ましかった。とくにデパートにつながっている地下鉄出口はわかりにくく、安全を確保できたと思ったところに、いきなり魔獣が現れ被害を被るケースが多数続発した。

さらに台風直撃、地震などがあり、先遣隊を苦しめる。


メフュドゥ・セファでは連日国際会議が開催されるが、先遣隊の人員の足りなさにため息をつく。先遣隊が1万では足りなかったが、これ以上の人員はさけなかった。

ゾルタリウスの脅威がなくなったとはいえ、魔獣もいればテロ組織は他にもたくさんある。特にゾルタリウスと地球人が敵対する切っ掛けをつくった、レコンキスタ・ガイアを継ぐ組織が名乗りをあげて、テロが起こっていた。

解放者チームは北方への探索を担当し、夏休みが終わるころには埼玉県の川口あたりまで進んだ。(強力な魔獣軍団との決戦を、赤羽か荒川周辺でいれるかも)


夏休みが終了すると、界斗たち学生は学校に戻る。

結局、地図は、衛星と飛空艇での航空写真から、自動解析で作成することとなる。



学校に戻ると、同じクラスになったダニエルや新しいクラスメートが地球のことを聞きに来る。界斗は別に秘密にするようには言われていなかったため、気前よく話した。(ちなみにシスダールでは風紀のため、恋人同士は同じクラスにしないという裏の校則がある。そのため界斗と奈美恵とオルテシアは別々のクラスである。ルイバンとフィアリスは、この規則のため、昨年から同じクラスになれなかった)


そして10月になると界斗と奈美恵とオルテシアは緊急招集をかけられ、早退する。

さらにルイバンやフィアリス、依琳(マリクト学院)、藍香(国立高校)、清華(マリクト学院)にも招集が掛かっており、揃って地球へ向かう。

理由は、太平洋上に浮かぶ、三宅島ぐらいの大きさをしたゾルタリウスの建造物が発見されたことだった。

偵察時に攻撃がなかったため、無人と思われたが、念のため最高戦力を揃えて向かうこととなる。調査隊の人員は200名。


建造物に降り立ち、中を探索する。中は自然が調和した、お洒落な空間となっていた。きっとここに暮らすゾルタリウスが、快適に過ごせるようにしてあったのだろう。

一行は散開して、広大な施設を探索するが、人っ子一人見当たらない。魔獣もいない。

だが数日後、一部のものたちが、謎のフードとサングラスを付けた男と出会う。

そして界斗たちは謎の男からもてなしを受ける。

料理を振舞われたと思ったら、次はVR映画を見せられる。

その映画を見て、老は驚愕する。

なぜ、ゼファレオクスのことが映画になっているのだと。

界斗たちが見せられたのは、キョウシュウキRの内容だった。

一日一つ見せられる。さらに映画のデータファイルを渡され、国際会議場でも上映される。


次の日見せられたのは、キョウシュウキBの映画。

老は友人である神僚3人から、倒されたことのみを聞かされたグルバニオムの神僚ネクロスの王の戦いが、詳細に描かれている事に驚愕する。さらに中性子星の術にも驚愕した。


さらに次の日見せられたのは、キョウシュウキMの映画。

エウラフィール侵攻が失敗に終わったことを見て、老は混乱する。だが、これは質の悪いフィクションだと思い、気をとりなおす。


だがその次の日、キョウシュウキFの映画で、ゾルタリウス帝国の強襲とベクシュトス消滅を見せられて、老は憤慨する。そして男に襲い掛かろうとするが、男はあるものを見せる。それはデムグスフォートの源片だった。老は驚愕に目を見開き、男を見据える。男がフードとサングラスを外し、素顔を見せる。氷宇亮仁だった。

老は失神してしまう。


氷宇亮仁は、あの戦いの後、メフュードゥ・セファより戻るであろう地球人に、今までのことを伝えるために、方々で情報を収集、編集し、仕事であったアニメーションスキルを駆使して、映画を作り上げていた。時間はたっぷりとあった、400年という長い時間が。

そして、氷宇は言う。この源片は地球人が保管するのだと。

さらに言う。いま宇宙の状況は動乱に満ちている。ベクシュトス同盟は、それぞれが争い、さらに植民地に甘んじていた惑星でも、方々で反乱がおきている。手の付けられない状況だと。

メラスペッツはグルバニオムと、エウラフィールはダムズデットと再び交戦状態に入っていた。

氷宇は二つの惑星文明の使者もかねていた。

メラスペッツ、エウラフィールは地球との連合を望んでいた。(氷宇の見立てで、地球人が強かったらの話だが)

さらに、亡き友人であるガフムッドの頼みをかなえるべく、3種族の解放を依頼する。

だが、この場の者だけで決められることではない。

すぐに国際会議場に通信が繋がれ、説明された。


会議は荒れに荒れ、決まらなかった。特にそんな状況は認められないゾルタリウス系の国家元首が、その場を乱した。

さらに議導会は機能不全で、完全停止し、沈黙した。あまりの現状に、彼らは考えることをやめた。

そして、ルイバンは心穏やかではいられなかった。キョウシュウキFの映画でとんでもない名前を聞いたからだ。氷宇と戦うゾルタリウス帝国・選帝皇家デルクード。

ルイバンは老が起きるのを待って問いただす。自分はゾルタリウスなのかと。

老は語りだす。昔の事を、神僚たる3人が、まだ神僚になる前、学生だった若かりし頃、地球を旅して、住み、そこに恋人をつくって、子供ができたことを。

このことは旅をした神僚3人と、友人たる老の4人しか知らないことだった。

ルイバンは、そのときの一人、後に神僚となる選帝皇家デルクード家の後継ぎ、デルクード・フェムティクルトの子孫だった。(メフュードゥ・セファのコアに命を捧げた聖徒フェムティクルト)

ルイバンは、さらに問う。資材置き場で戦った男は誰だと。

老は答える。神僚フェムティクルトの弟で上級議員だった者の子孫だと。

そしてさらにネディフのベスカムトック家との因縁も語る。両家は惑星ゾルタリウス統一前に、争っていた間柄で、特にベスカムトック家にとってデルクード家は何度も当主や一族を殺された因縁深い相手であり、惑星ゾルタリウス統一後も、何かと政治的、経済的に対立してしてきたことを話す。(つまり5年前、界斗からセルファオートの意思の欠片を取り出すことができなかったネディフは、ルイバンと対峙し、殺されるという因縁に捕らわれたための、「因縁に捕らわれし闇夜の不慮」不慮は、界斗が蹴っただけで目を覚まさなかった、ネディフにとってあまりに想定外の弱さと言う意味。実際に蹴ったのはオサミラウ。実は防衛任務でのオサミラウの激高は、界斗が死んだらネディフの作戦が全て不意になるという思いも含まれている)(クラリティーナの祖父が、ルイバンの祖父を雇い入れたのは、デルクードを名乗る者だったため念のために監視をするため。さらにオサミラウが、ガリウスのバイト先に現れたのも、同じくガリウスを監視するため)(ネディフは、老がガリウスの遺体を清めて送るよう命令したことに疑問を抱き、問いただし、ガリウスが選帝皇家デルクード家の子孫であることを確認した。裏設定)

すべてに合点がいったルイバン。老にお礼を言うと、ふらつく足取りで戻っていった。

そして調査隊は新宿御苑に戻ろうと、外に向かう。

そして外に出た時、驚愕の事態を目にする。

空一面に、ゾルタリウス帝国の飛空戦艦の大艦隊が浮かんでいた。


(オルテシアの占い回収)

今の戦力では到底太刀打ちできない。

一同は新宿御苑に退避して戦力を整えようとする。

そして老は嫌な予感にとらわれていた。(なんだ、あの戦力は? 迎えに来たにしては、規模が大きすぎる。まさか、我らを滅しにきたか)

600年以上も経過したのだ。老は本国で自分たちの評価がどうなっているかの不安は以前からあった。もしかしたら、国益を損なった逆賊扱いという結果になっているかもしれないと考えた。

捕らえられたら、最悪処刑もありえると考えた老は、一緒に新宿御苑に戻ろうとする。

だが、オルテシアが声をかけ引き留めた。

老、通訳をお願いできますか?(共通語はゾルタリウスの言葉ではない。共通語の制定の時、地球人に自分たちが使う言葉を教えることに対し、一部の者たちが、秘密の会話ができなくなると拒否したため)

オルテシアはゾルタリウスと交渉する道を選んだ。界斗は止めたが、オルテシアの決意は固く、クラリティーナが許可をだしたため、オルテシアは老と2人でゾルタリウスの旗艦へと搭乗する。

議会に通信が繋がれ、交渉は完全にアウエーの状況から始まる。

だが、オルテシアは自分たちが持つカード(メラスペッツ、エウラフィールとの連合、自分たちもゼファレスを使える事、セルファオートの意思の欠片はこちらの手中にあり、強大な力を振るえることなど)を一枚づつ慎重に出して交渉を進める。

一週間後、交渉は成立し、友好条約が結ばれ、ここに地球、メラスペッツ、エウラフィール、ゾルタリウスの4連合が成立した。そして連合は、一躍宇宙の最大勢力へと躍り出た。(この決定で、国際会議で決まる前に、連合が決定された。各国は渋々事後承認となった)

そしてオルテシアはゾルタリウスで一躍時の人となっていた(後に界斗という恋人がいることを知って、ゾルタリウスの男性は悔し涙を流すこととなる)(交渉会議はゾルタリスで生放送され、連日ニュースでも取り上げられていた)

そして友好の証として、ゾルタリウスから地球復興の人員が送られてくることになる。

(一気に人員不足が解消された。ゾルタリウスは信義の国、友好国は大切に扱う)

そして4惑星連合で転移ゲートを設置して、人的、文化的、経済的な交流が始まる。(だが、転移ゲートに大量のゼファレスが必要となるため、おいそれとは転移できない)



ゼファレオクス解放

数か月後、準備を整えゼファレオクス解放作戦が実行される。

メラスペッツに、グルバニオム軍をくぎ付けにして、その間にゼファレオクスのベクシファーク制御装置を破壊する作戦。

作戦はうまくいきゼファレオクスは解放されたが、ベクシファークは体内から完全には取り除けないので、いつグルバニオムに支配されるかわからない。それに徴兵された者たちは、まだグルバニオムの支配下にいる。(指揮官が小型の制御装置を持っている)

惑星グルバニオムを叩くことになるが、惑星グルバニオムの座標はわからない。


その後、ルイバンとルリエラは、それぞれゾルタリウスの選帝皇家に誘われる。

そしてルイバンとフィアリスがゾルタリウスに行く(交換留学、フィアリスは無理やりルイバンについていく。ルイバンの婚約者兼腹心としてのポジションを得る)

だがルリエラは行かない。ラファエフの考えで、ネディフや、その父親の行動を考えると、とてもベスカムトック家には行かない方がよさそうだったからだ。



グルバニオム討伐編

しばらくして、惑星グルバニオムの座標が判明する。

そしてグルバニオム討伐が、決定する。

界斗は老から、アスランが犠牲になった大型魔獣は、グルバニオムが作ったゼファレス人工生命体であることを聞き、アスランの敵討ちだと意気込む。

さらに最初はセリアが犠牲になる予定だったが、オサミラウが難色を示し、アスランが解放者に来たため、アスランに変更された。(アスランは間接的に恋人であるセリアを守って死んだ)(グラスロード家は女性向けの企業を経営して、さらに女性の保護団体の会長を務める家柄)


戦いが始まる。

グルバニオムは超巨大ゼファレス人工生命体を中心とした、大量の軍を投入してくる。

戦力差に、界斗達はピンチに陥る。

「ゼロのアルゴン!」

界斗を襲おうとしていたゼファレス人工生命体が、女性の掛け声とともに消し飛ぶ。

界斗のピンチに駆け付けたのは美汐だった(美汐は、資材置き場の戦いに参加しなかったチームメンバーに助けられていた。彼らは界斗と美汐がその場を離れると、こっそり後をつけていた。美汐は心肺停止状態になっていたが、傷を塞がれ、輸血され息を吹き返した。その一週間後、美汐は知らない男の部屋で目を覚ましたため、死後の夢がこのようなもので、それほど恋愛に飢えていたのかとショックを受けた)

さらにゾルタリウス帝国第5軍2000万を率いた、ルイバンとフィアリスが参戦する。


美汐が界斗にアルゴンを創成するように言う。界斗は反感を感じながらも、言われたとおりに【アルゴンへの誘い】を使い、アルゴンを超大型ゼファレス人工生命体の前に創成する。

「アルゴフィーネの絶耀」美汐の掛け声で、その地点から光が放射される。【アルゴフィーネの絶耀】これは美汐のゼファレスをもって、アルゴンの原子核に干渉し、崩壊させる。電子、陽子、中性子は崩壊エネルギーと美汐のゼファレスによって加速され、美汐が定めた方向へ放射される。進路上の物質を破壊しつくす術だった。(界斗が創成したアルゴンだから、美汐は干渉できた)(この術の利点は、美汐のゼファレスが及ぶ限りの空間内にアルゴンさえあれば瞬間的に発動できること。タメが必要ない。離れた相手の後方からでも発動でき不意打ちできる。威力はアルゴンの崩壊量によって決まり、その量は美汐が自由に決定できる。崩壊最大量は存在するアルゴン量を超えることは出来ない。崩壊させる量が増えれば威力も上がるが、消費ゼファレスも増える。ちなみに、美汐が崩壊干渉ができるのはアルゴンのみ。この術は美汐が生み出した、美汐固有の術)

超大型ゼファレス人工生命体の下半身を消し飛ばし、その背後に群がっていた無数のゼファレス人工生命体を遥か遠くまで消し飛ばした。

そこにルイバンが降りてくる。扉を開けて自身の世界から、超重量武器をとりだした。(鉄球の予定、大きさは直径10m以上)

ルイバンから凄まじいゼファレスが迸り、鉄球を物体操作で操り、超大型ゼファレス人工生命体をミンチにする。

完全に死に体となった超大型ゼファレス人工生命体は、最後にクラリティーナの【その世界に電子は必要ない】(高エネルギーの陽電子フィールドを形成して、陽電子対消滅誘起イオン化分子分解によって破壊する)によって完全に消滅させられる。


グルバニオム軍は劣勢を悟ると、一時退却する。

戦闘終了後、美汐に対して激高する界斗。オルテシアたちが界斗を宥める。

美汐からミネタリーエが健在な事を知らされる。(美汐はゾルタリウス帝国でミネタリーエと再会している)

ミネタリーエは、ゼファレスの根源を核としたゼファレス生命体だった。

ベクシュトスの消滅を知り、氷宇を許さないと美汐に語ったミネタリーエ。

それを聞いて、氷宇はLast devoteeと呟く。

さらに午留がオルテシアや奈美恵、解放者の女性メンバーに目をつけ、グルバニオムに来る。


ミネタリーエと午留が参戦し、闘いは苛烈になる。

そして戦いの終盤で、明かされるグルバニオムがベクシュトスの右腕をもらった理由。

ネクロスの王を作るというのはベクシュトスに興味を引かせるための方便で、実はベクシファークにベクシュトスのゼファレスや遺伝子を紛れ込ませ、ベクシュトスの世界の扉に干渉し、こじあけ、ゼファレスの根源を消滅させるためだった。

(キョウシュウキLの前日譚で、異形の怪物ネクロスの王の右腕が残った理由は、ベクシュトスの右腕だから)(グルバニオムは、ベクシュトスのコアはゼファレスの根源だと目星をつけていた)


グルバニオムは、氷宇にベクシュトスを倒した礼を言う。本来はゼファレオクスの種族を改造して、ベクシュトスを倒せるまでのゼファレスを持った者を作り出す予定だった。

ベクシュトス消滅の真相とグルバニオムの裏切りを聞いて、ミネタリーエは激怒して、グルバニオムを攻撃する。

戦況は一変し、午留はお決まりの如く逃げ、グルバニオムは敗北する。

ミネタリーエは戦いが終了すると、何処に去っていく。

そしてその後、弱小惑星国家の使者が連合の庇護を求めて、次々とやってくる



内乱

ネディフの息子二人は、ベスカムトック家に戻っていたが、その扱いは散々な物だった。

かねてから示し合わせていた、クラリティーナの兄二人と呼応して、地球とメフュードゥ・セファで同時に反乱を起こす。

そこにダムズデッドと、5大強国の一つ、アルトディービン(半有機生命体、恒星の無い火山惑星に住む。体表や体の一部が冷却石のような機関であり、周囲の熱やエネルギーを吸収することができ、それらを利用してさまざまなことができる。身体強化、熱放射、など)が呼応して連合に対して激しい攻撃をしかけ、大混乱に陥る。

オルテシアの見事な作戦で、これを退ける(予定)




その後、連合は同盟を組んだダムズデッド、ゲムグファント、アルトディービンと激戦を繰り広げる。


月日はながれ、ゼファレス工学の博士となったダニエルが、解放者に合流する。

そしてダニエルの提案で、宇宙の中心にある封印されしデムグスフォートのゼファレスの根源へといたることにする。

そしてミネタリーエがやってくる。条件付きで仲間になる。

ミネタリーエの空間子からエネルギーを吸収する物質の提供を受け、兵器を開発し、連合軍の火力は大幅に上がる。(クラリティーナがゾルタリウスの拠点を襲撃して鹵獲した大出力レーザー兵器もミネタリーエのこの物質を利用している。浮遊音速特急ギフュームの加速源も、ミネタリーエから提供されたこの物質)

まずはゲムグファントを降伏させ、次はアルトディービンを攻略する。宇宙で唯一の金属生命体だったダムズデッドは最後まで抵抗を続け、人口の8割を失った。


そしてダムズデッド、ゲムグファント、アルトディービンが持っていたデムグスフォートの源片を回収して全てが揃うと、界斗たちは宇宙の中心に赴き、デムグスフォートの根源を3次元世界に降ろし、デムグスフォートの意識と対話する。

ダニエルは、デムグスフォートのゼファレスを解析し、ゼファレスの根源からゼファレスを分けてもらうことを許可される。

ダニエルは、常時開放型の、だれでも自由に通れる転移ゲートを開発し、全ての惑星国家を繋げる。(占い回収)


連合を主体とする宇宙平和維持機構が発足され、初代長官にオルテシアが就任する。(占い回収)

副長官は奈美恵。界斗はオルテシアの警護兼特殊部隊隊長、ルリエラは奈美恵の警護兼秘書、クラリティーナは平和維持軍最高司令官、美汐は平和維持軍副司令官、ルイバンはゾルタリウス軍総司令官、フィアリスはゾルタリウス首相(ゾルタリウスの議会制度は大幅に改修され、血筋やゼファレス優位で選ばれる事はなくなった。初代首相にアイドル時代の経験を生かして票を稼ぎまくったフィアリスが就任する)

ダニエルは宇宙平和維持機構研究所の所長、依琳や藍香は結婚してハンターを引退、清華は平和維持軍医務局の責任者、アミリエは大きくなり宇宙平和維持機構の下部組織となった解放者の責任者として采配を振るう。その他爽涼や氷宇の子孫たち、そして成人した美汐の子供たちも宇宙平和維持機構の職員として働く。さらにアルビラやエリステラも宇宙平和維持機構関係の重職につく。


界斗の子供は5人。オルテシアとの間に二人、奈美恵との間に二人、ルリエラとの間に一人。


発足式の最中、グルバニオムが保管していたベクシュトスの右腕や因子全てを吸収して、自らを強化した午留が来襲する。

だが、彼はこの場に集っているものたちが、宇宙最強の集まりだとは考えていなかった。

たちまち討伐され、最後は爽涼の子孫たちに、呪いと嫉妬の言葉を言って消滅した。



その後、人工惑星メフュードゥ・セファより全ての住人が地球(魔獣の討伐率は60%前後、ゾルタリウス軍は引き上げ、後はハンターの仕事とされた)に、そしてゾルタリウスに戻り、人工恒星、紋章輝星と共に人工惑星メフュードゥ・セファは、とある何もない宇宙空間へと転移させられ、セルファオートの世界は、再びセルファオートのみのものとなった。


地球の土地分配は少々揉めたが、そもそも人種はかなり混血が進んでいるため、旧時代の国に戻すことはほぼ不可能な状態で、国はメフュードゥ・セファでの国を引き継ぎ、メフュードゥ・セファでの土地面積に合わせて計算され再分配された。(メフュードゥ・セファの表面積は地球の約1.2倍)



さらに月日は流れ、ダニエルは再び宇宙の中心へと赴き、デムグスフォートの意識と二度目の対話をして、世界の扉を開けることに成功する。(占い回収)

そして宇宙平和維持機構は全ての世界を繋げ、友好をもって平和を築くために、デムグスフォートたちが生まれ育った世界へと足を踏み入れた。



終わり




謝辞とお詫び

キョウシュウキシリーズのあらすじを、最後までお読みくださりありがとうございます。

これらメインストーリーのあらすじに、サブストーリを追加し、戦闘描写、風景描写、人物性格描写、感情描写、対人関係描写(L2には依琳、藍香、清華、アミリエ、クラリティーナの恋愛と、界斗とジェネッシュの友情、依琳との和解を予定)、さらに伏線や謎、一部用語の説明などを入れて文書化となります。


キョウシュウキシリーズの予定は、キョウシュウキLは8~10巻分、キョウシュウキ R・M・B・Fが2~3巻分づつ、キョウシュウキL2も8~10巻分、総数25巻~30巻分の文字数を予定していましたが、11カ月で4巻分しか小説家になろうに載せられず、このままのペースでいくと、完結するのに後6年前後かかってしまうという計算になり、先にあらすじで発表させていただきました。

新宿ソナタというペンネームにも意味があります。これもネタバレしますが、新宿区に住んでいた後の神僚セルファオートの意思の欠片を持つ者たちを中心とした、ソナタ形式のような物語を書く著者という意味です。(完璧なソナタ形式には、なっていません)

つまり、このキョウシュウキシリーズのみに使うペンネームの予定です。(このペンネームでキョウシュウキシリーズ以外の発表の予定はありません。外伝を書くことになったら新宿ソナタとして発表しますが)

最後に、この作品は、織田がつき、羽柴がこねし天下餅、座りしまま食うは徳川に沿っています。

つまりベクシュトスが数多の惑星文明に互いの存在を知らしめ転移ゲートを与え、その後連合が成し遂げた宇宙の統一、頂点に立ったのはオルテシアということです。(実際の権力は、そこまでオルテシアに集中していませんが)

では、これからは低頻度ですが文書化していきますので、よろしくおねがいします。



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