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とある夏の43日記  作者: 伊藤真奈
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夏休み終了まで、あと三十七日

2023年7月25日。

昨日と同じように一日中ひましてずっとスマホを眺めていた。時間を無駄に使って、さらに無駄につかれた気分だ。特になんてことはない動画をひたすら見ていた時間を、少しでも他のことに使えていたら、今頃はこの自己嫌悪も感じずに済んでいたのに。ネットに浸かっていたせいで、頭は痛いし目は乾くし、おまけに気持ちは最悪だ。そのわりに、頭に残っていることが何もないむなしさで本当に自分が嫌になる。こんなので夏休みを浪費したことが悲しい。これなら部活でもやっていた方が身になる。読書するのに図書室へ行くのもいい。いや、学校へは一ミリも生きたいとは思わないから、どちらも苦痛でしかないのだが。時間をネットに費やしたせいか、無味無臭のガムを食べている心地がして、今日はどうも気持ち悪い。

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