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とある夏の43日記  作者: 伊藤真奈
22/35

夏休み終了まで、あと二十一日

2023年8月10日。

学校が社会の縮図って話が事実なら、今はまだ易しい方なんだろうと思う。失敗しても許される。今はまだ、学生なんだからと。多少常識がずれてたってどうにでもなる。発展途上だから。仕方ない。そうやって甘く採点してもらえる。間違っても怒られずに済む。なんとか失敗を一度もしないように動くことだってできるだろう。でも、大人になったらどうだ。常識知らずは世渡りできず、怒られたくないなんて夢のまた夢。メンタルがフッ軽ですーぐボロボロに壊れる。もっとにぶってほしい。

とにかく、今のままだ。多分。人は悪口をいうだろうし、今以上に失敗に厳しくなるだろうし、私の能力は上がらないだろうし。つまり私は一生このまま息苦しいのではないかと。そのことをふと考えるたび、まあ今みたいな時、もう生きていたくない、というか、生きている意味を見出せなくなる気がする。

これも年を重ねれば、本当に消えるのだろうか。笑い話にできるのかな?経験が浅く、心が不安定な思春期だからってだけなのかな。

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