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とある夏の43日記  作者: 伊藤真奈
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夏休み終了まで、あと二十三日

2023年8月8日。

どうしよう。どんどん夏休みが終わっていく。いやだ。あんなじごくに行きたくない。毎日なんて苦痛だ。正気のさたではない。八方美人じゃ足りない。360度だ。ずっと気を使い続けなければならない。そうでないと、誰かに嫌われ、ののしられ、誰かにとって私は人間ではないものになる。関わり合いになりたい相手ではなくなる。今でも薄氷を踏む状態なのだ。大きな失敗一つで全て終わる。また黒歴史が増えてしまう。学校なんて黒歴史を作るためだけに存在しているのではないだろうか。それか、心に黒いインクをぶち込むために存在しているのだ。でなければ納得いかない。なぜあんなろくでもない場所に行かなければならんのだ。実社会と学校生活では天と地ほどの差があるらしいのに、妙な部分は縮図と化している、のだろう。私は社会に出たことがないので分からないが、調べれば矛盾がごろごろ出てくる。実社会と学校の差について、将来私がどの立場の、どういう価値観の職場に就くか分からないので、情報すべてを平均化し平面をなぞるほかないが、やはり学校があることによって損をする人の方が多い気がする。

まあ、ただの中学生の浅い考えでしかないのだが。

とにかく、人をかじょうに責め立てるのを眺め、時に神経をすり減らす上辺だけの会話をし、先生という一人の人間の怒りの声を聞き、そんな生活はかんべん願いたいものだ。

あー、夏休み終わらないでほしい。

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