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とある夏の43日記  作者: 伊藤真奈
18/35

夏休み終了まで、あと二十五日

2023年8月6日。

失敗をしてしまった。いや、それを言ってしまえば毎日大量に失敗をしてるか。前にも言われていたことだった。別に自分に失望するわけではないけれど、どうしても自分がみじめで生きている価値が分からなくなるのはなんでだ。なんで私はこんなにも不出来な人間で、美香は人間性ができているんだ。変わろうと動きもしない私はどうすればいい。どうすれば思春期を早く終わらせられるんだ。自分にも他人にも期待をしないためにはどうすればいい。なやみに答えを付けられるのはいつだ。自分にいちいち悪態をつく癖を消すために私はどうすればいい。どうすれば私は許容という考え方ができるんだ。

ねっとりねっとり、絡みついてくる暑さも本当に嫌いだ。みにくくてきれいな人間なんて大嫌いだ。でも一番大嫌いなのは、特に書くことのない自分の人生だ。

またくだらないことを書いた。私の世界はせますぎて、私にとっての大事件が、他人に、大人にとって、とても小さい。

そんなくだらないことを、私は今考えました。

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