女騎士スレイヤー
「んほぉぉぉぉ!!!!」
闇にきらめくアヘ顔フェイス!!
オンナキシはやんごとなき昇天でアヘ顔暮らしを余儀なくされた!!
「忌まわしき女騎士め……地獄でアヘるがいい!」
白いローブに身を包み、颯爽と駆ける一人のオンナキシ!
その名は遙か昔、燃えるゴミ(月、木)にかなぐり捨て、今は名も無き復讐者として闇からシャドウへと移り住む!
―――人は彼女を『女騎士スレイヤー』と呼んだ!!
深夜の酒臭ロードを闊歩する女騎士スレイヤーはプラプラと揺れる壊れかけの看板に目が留まった。
【ほろ酔いBAR 肝硬変】
──クン……
「女騎士スメルがするな…………」
女騎士スレイヤーは地下へと伸びるBARの階段をゆっくりと降り、店の扉を蹴飛ばした!!
──バァァァン!!
「荒っぽいお客様一名ご案内ーー!!」
どこかフェイスカラーの悪いバーテンがシャカシャカとアレをシェイクしながら女騎士スレイヤーを歓迎した。
「…………」
ジロジロと店内を見渡す女騎士スレイヤー。お目当てのオンナキシは店の隅っこでバナナオレをキメながらアヘっている!
「……女騎士だな?」
「んほぉ?」
エチルアルコールがINした頭は単純明快に曇っており、殺気1000%な女騎士スレイヤーにすらオハヨーサンな始末だ!
「アヘること山の如し……」
──シュッ!
「……ん、ほ、ぉ?」
──ブバッ!!
「んほぉぉぉぉ!?!?」
女騎士スレイヤーが放ったアヘスラッシュはスラッシングにオンナキシのクビを物理力で刎ね飛ばし、毎日の掃除を欠かさない綺麗なBARに、鮮血の五月雨レインがスコールする!!!!
「殺生発見!! ポリス通報なう!!!!」
フェイスカラーの悪いバーテンが黒電話で、ジーコ……ジーコ……と警察にもしもしをしている。他の客は我先にと店の外へと飛び出したが、全員漏れなく未会計である。
「忌まわしき女騎士め…………」
女騎士スレイヤーが血の付いた靴で階段を登ると、地上はポリス色で染まり女騎士スレイヤーは囲まれてしまった!
「居たぞ! タイホスタート!!」
階段へと押し寄せるポリス達!
しかし女騎士スレイヤーは素早く身を屈め、ポリス達の中を疾走した!
「タイホする!!」
「タイホー!!」
ポリス達が幾らプッシュしても女騎士スレイヤーはヌルヌルと滑る蒲焼きウナギの様に、すり抜けてしまう!
──シュッ!
──シュッシュッ!
「What's!?」
ポリス達はズボーンのポケッツに違和感を感じた。
「OH!! 諭吉ペーパー!!!!」
弄ったポケッツから出て来たのは、なんと全てのお店で使える優れた商品チケットだ!! 勿論オツリも出るぞ!
「ストーップ!! タイホー終わり! 全員回れRightからのガブ飲みエチルアルコール!!」
──ダダダダダ!!!!
まるでヌーの川渡りの様に怒濤の勢いでポリス達が夜の酒臭ロードへと消えてゆく…………。
「諭吉そっくりさんの術に掛かるとは……マヌケポリス達め!」
静けさを取り戻した女騎士スレイヤーは夜の街へと消えていった…………
読んで頂きましてありがとうございました!!
(*´д`*)