クッキーにシフォンにチョコに・・・。
「おやすみ」
ハートが付きそうな甘いセリフにすこしキュンとしてしまった。
勇者とは大違いですねー!少なくてもあの勇者はこんなセリフを吐いたりしない。
「お、おやすみなさい」
聖女が魔王と寝るなんて誰かに知られたら殺されそうだなー。
そういえば勇者はどうなってるんだろうな。回復役がいなくなってさぞ苦労してるでしょうね。
聖女でありながらも、パーティーの一応指揮をとっていた私。
勇者が指揮をとるとかいいだして、#勇者__バカ__#が指揮なんてとったら
パーティーが3秒で滅びてしまう。
これでも見る目がある。聖女には、人の善悪、強さなどを、見通す力がある。
ちなみに魔王はめっちゃ善、めっちゃ強なのだ。
勇者はそこそこ強いが魔王には負けるし、女好き。
あたまはもちろんアレだ。
新しく入っただろう回復役もすぐ抜けるかな・・。
まあ、勇者のパーティーは
・頭の悪い勇者
・#うっふんな人__勇者の女__#(3人ぐらいw)
・魔物に親を殺された騎士。(元騎士団長をやめてきた)
・↑の双子の兄で魔術師。(魔術師団長をやめてきた)
・荷物持ちの新人
新人に関しては、魔王討伐にあこがれて縋り付いたらしい。
そしたら勇者のお気に入りの女の子が惚れちゃって、その子がまた勇者に縋り付いて、、と
いう経路で入った。
騎士と魔術師は親の仇のために実力で認めさせてるらしい。
もちろん魔王にはかなわないけど。
うっふんな人たちは、勇者の趣味だ。
私はうっふんな人たちには入ってない。私も聖女で、実力を認めさせたから。
まず前提としてこびをうってないしな。そこが気に入らなかったんだろう。
魔王にもこの勇者でなければ滅びているだろうパーティーについて話しておくべきだろうか。
でもやっぱ魔王のことを聞きたいよねまず。
魔王のことならなんだって知りたい。好きな食べ物でも、
タイプの人でもいい。自慢話だって聞くし、とにかく聞きたい。
勇者パーティーにいた時とは何か違う、もっと楽しくて
自然に笑顔になれるこの感情。
聖女に生まれてきてよかったすら思ってしまう。
「あの、」
「ん?」
「好きな食べ物って何ですか?」
「ハ、ハチミツかな?」
ハチミツ!?めっちゃ以外で驚いた!そして甘い!
かわいいな~!こんどハチミツ入りのクッキーでもやこうかな~。
「ハナは?」
「ん~?私ですか、、、」
まさか聞き返されるとは、、、。
「オレンジ!」
さっぱりしたあの酸味と、噛むたびにあふれ出す甘い汁が大好き!
オレンジのシフォンはどんなものにも負けない!
チョコがかかったオレンジは週1で食べたいくらい!
「そうか。わかったありがとう。」
感謝されることではないような気もするけど
まあいいか!
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