同じ部屋?ご褒美じゃないですか。
◇ ◇ ◇ ◇
~夕食~
ぱくぱくぱくもぐもぐもぐ。
あまりにおいしすぎて、つい夢中になって食べてしまう。
私が住んでいた国の料理より何百倍とおいしい。変わった料理ではあるけどどれもおいしい。
「おいしいです!」
「そうか。口に合ってよかったな。」
「ん。ついてる。」
そういって私の口の周りについたのを手でふき取って
舐めた。
きゃーーーー。なんだか小説の中みたい!
思わず顔が真っ赤になる。爆発しそうなぐらい熱い。
「あ、ああ、あ、なんで舐めるんですか!
真っ赤になってる私を面白そうに眺めながら、ふっと笑った。イ・ケ・メ・ン!
「さあ、なんでだろうな。」
私は真っ赤になりながら、余裕そうなアレフジードをにらんだ。
「うぅ。」
「可愛いな。」
そんな感じの会話が20分くらい続いた。
いやよく続いたなと我ながらに思う。
◇ ◇ ◇ ◇
「ふう~すごいおいしかったですね!」
「そうか。部屋に案内するから来い。」
「はいっ」
「ここがお前と俺の部屋だ。」
「へ?」
「「へ?」とはなんだ。」
「部屋、、おんなじなんですか?」
「ああそうだが?」
「えええええええええ!」
「何をそんなに驚く。何かあった時のためにもおんなじほうが便利だろう。
さすがにそれはおかしいって。男女でおんなじ部屋でしかもベットが1個の部屋にだよ!?
「いやいやいや。着替えとかはどうするんですか!」
アレフジードもさすがにそこまで考えてなかったみたいで、
私の着替えるところを想像したのか、少し赤くなっている。ふふ、余裕のないアレフジードもかっこいい。
私は耳まで真っ赤だけど。
「それは、悪かった。でもほかの部屋といえばかなり離れてしまってるから。何かあった時に守れない。」
守れないですって!きゃーー。
キュン死させる気ですか!?
「そうですか、、、。」
イケメンに襲われるのはむしろご褒美では???納得したふりをして・・・。
ふふふふふふふふ。
「着替えの時はその、、俺が出てぐから。」
「わ、わかりました。」
今後に期待します。