パーティーのお誘い。
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これからもよろしくお願いします。
「ぐすんっ・・・うっ・・・」
うざ勇者に振られて泣いたんじゃない。これからのことを思って泣いてるだけだ。1人だと、攻撃力のない私はすぐに死んでしまう。
お金も全然ない。パーティーからは追い出され、ギルドにすら戻れない。
仕方ないから、森に入るしか・・・
「大丈夫?」
見上げるとそこには黒髪に赤い目をした整った顔をした冒険者?貴族?まあイケメンで高そうな黒い洋服がよく似合っている人が。貴族なら剣なんて持っていないはずだし、あ、でも高そうな剣をつけている。騎士様かな?
「大丈夫ですっ。」
「大丈夫そうに見えないんだけど。どうしたんだ?」
素直に話すべきか。善意で心配してくれているみたい。
「実は・・・パーティーを追い出されてしまってお金もなくて・・」
勇者のことは言わなくていいだろう。あとふられたことも。
だましているわけじゃないよね?いいよね?セーフだよね?嘘ついてないよね?
「そうか・・・俺のとこ来るか?」
「いいんですか?」
ギルドに入れないこの状態でパーティーのにお誘いされるなんて。ラッキー。
「ああ。」
「私はハナです。ハナ・レイルークです。よろしくお願いします。」
「俺はアレフジード・エルティックだ。よろしく。」
そういえば、パーティーなのに仲間がいない。もしかして
「もしかしてソロでやってるんですか?」
「ああ、そうだ。2人でパーティーを組むのは嫌か?」
「いえ!」
偶然あった人だけどいい人みたいだから良かった!2人なのが少し気になるけど問題ないよね?
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