表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/10

⑤ビルの隙間で

この辺りにしては、ビルがたくさんあるような栄えた地域にやって来た。


ここには僕が大好きな、絶品のたい焼き屋さんがある。


栄えた地域といっても、隠れた場所にあり、あまり有名というわけではなかった。


たい焼き屋さんまでの狭い道を、期待に胸を膨らませながら歩いていると、どこからか美しい歌声が聞こえてきた。


歌声が聞こえてくる方向に進んでいくと、ビルとビルの僅かな隙間に誰かがいることが分かった。


遠くの方からひっそりと覗くと、そこには僕の家の家政婦さんがいた。


歌はプロレベルで、歌声が綺麗にビルの隙間で反響していた。


家政婦さんの喋り声も大して聞いたことがなかったし、歌は全く聞いたことがなかったから、こんなに上手いなんて知らなかった。


ビルとビルの隙間でよく響く、というプラス面を抜きにしても、凄いとしか言いようがない、まさに女神の歌声だった。


もっとヤバい部類の特技が、家政婦さんに無いことを祈ることしか出来なかった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ