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prologue
初めての執筆です、読んでいただけたら嬉しいです。
見上げるといつもの見慣れた灰色の空。
街は人々の賑わう声や音楽で溢れ、華やかな印象である。
ただ一つ、その景色にはそぐわない黒く茶色く、雲に覆われていて頂上が見えず、そして入り口もない。それは街のシンボル、名前はない巨大な塔が建っている。
大人は子供に言い聞かせる
「あの塔には神様が住んでいて、この街を守っているの。だからね、決してあの塔には近づいてはいけないよ、神様が怒ってしまう。」
俺もそう信じていた。なのに