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毛布

つらかったんだね

あんたに何が分かるっていうの!!


しあわせに寄り添うことは出来ない。人の知性は不幸の減少にピントが合っている。


子馬が走っている、幸せだ。小鳥がチッチと歌う、幸せだ。「闇岡さん棚の上のダンボールお願いします」これも活用だから幸せなのだろう。しあわせは個人に帰属する。


けがをした鹿が温泉に浸かる。こごえた旅人が一杯のお茶に救われる。母犬を失った子犬が仮の母の元ですくすく育つ。不幸の減少は保温に至る。すべて血を持つ者の宿業である。


終電を逃して冬、二三時間も歩いていれば毛布が解る。

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