表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/108

3、豚

「メイドが好き」

「異世界ハーレムは面白い」

駄目だ。

「メイドは他の淫売に比べて性質が良い」

「異世界ハーレムはSFや推理なんぞのゴミクズよりも数段優れている」


こういう物言いは反感を買うけれど、「」の証明、納得を目指す事は公表しながら書いて行く意義を持つ。メイドを好きだの流行っているだので、書き散らす時、メイドは少しずつ死んでいる。偏愛や断定を持って証することで、ようやく命を長らえる。


偏愛の正当化こそ評する対象である。だが開き直った偏愛に批評は無力だ。成長を、より見事な話を、期待できない。


「オススメ小説はコレ、面白いですよ」

「コレの方が面白い、絶対オススメ」

「傑作はコレ、オススメ」

翻訳すると

「私は、日経新聞を読んでいる」

「私は、赤旗を読んでいる」

「私は、聖教新聞を読んでいる」

レビューではなくシュプレヒコールだ。


面白い、だから、オススメ。こういう言い方は正しくない。面白さは個人に帰属するので、推薦の基準にはならない。友人にハイヒールの舐める事をオススメする紳士はいない。性欲もまた個人に拠る為である。


映画監督の松本人志が、「面白さ」をまるで誰にでも共通な価値のあるように語った。俺が思う6点の面白さを、君も6点つけるような。否、つけるべきやねん、ほんま頭ぁ悪いなー、だ。


それは商売人としては、技芸をクローズアップするよりも、ライトでキャッチーで「イケていた」。面白さの流動、個人への帰属をマスキングし、誤魔化して、ポケットへざらざらと銭を誘導する画期的なアイデアだった。


だが私は、松本人志監督の考案した、中央教義で教導幻想で一元管理する方式の「面白さ」が、嫌いだ。マザアコンピューターの支配するディストピアが大嫌いだ。意識の高い系は得てして、知性や神性や面白さを、外部へ委託できると勘違いする。


・作品の面白さは読者のIQに帰属する。神の国はあなたの内にある。外にもある。

・小説の批評は豚の品評のように「面白さ」という項目を持たない。

・暴論や偏愛を正当化する、その手練手管を品評の対象とする。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ