105/108
自動生成されるアイデンティティ
醤油造りロボのヨハネが言ってた。「彼に比べたら、私には彼の足のネジを締める程の価値も無い」ヨハネは錆びた鉄屑――ロボ達へ人権をもたらした革命家の成れの果て――を宝だと思っている、ゆえにロボだと自認している。
ゴミを観て、宝と感じる事でアイデンティファイする。錆びた鉄のガラクタを、独立運動の英雄と見る所の私は、ロボに違いない、ヒトなら、ソレをガラクタだと思うだろう。
尊師の小便とアイドルの握手、属性、を持たない者には分からない宝。邪気眼を持ぬ者には価値が分からない文章のように。




