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昔噺
西暦2054年。
突如、全世界五カ所に正体不明の「剣」が突き刺さった。
それぞれの剣には、能力とそれ相応の名前が着けられた。
イギリスには、美徳の剣。
アメリカには、繁栄の剣。
中国には、治癒の剣。
アフリカには、知識の剣
四つの剣はそれぞれの大陸に恩恵を齎してくれた。
だが、もう一つの剣。
災厄の剣《ソード•ハデス》だけは違った。
その剣が齎したのは、人知超えた「異能力」であった。
物語の中でしか存在しない筈の異能力。
それが人々の間で覚醒していった。
日本。
その国はいつしかこう呼ばれるようになった。
「能力者の神殿」と。
この小説を拝見して下さって、ありがとうございます。
僕の中二心を全て注ぎ込んだ作品です。