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狼の報告(第三者視点)
外回りの仕事を終え、事務所で書類の確認をしていると、扉をノックする音が聞こえた
「入れ」
しばらくすると、誰か入ってきたが見る余裕は無かった
それに、誰か分かっている
「何だ、清水」
清水は、車の助手席に座っていた男だ
会長の秘書をやっており、優秀な男だ
「会長、先程の件ですが、今分かる範囲の報告をしにきました。明日にはもっと分かると思います。」
会長は、顔をようやく上げた
そして、見ていた書類を横に置いた
秘書はその様子に瞠目した
(ふむ、それほどの関心をよせているのか。これは良い方向に行くのか、それとも…)




