2 異常な男
ネトゲやってたり、ラノベ読んでたり、アニメ見てたりするとこの小説を書く時間がありませんな~
だけどそれが自分らしさだと思うのでこのままゆっくり書き進めたいです
そして完走!!
「どこにいるかはだいたい分かるのだが・・・」
と神門は言って歩いている。僕はその後ろを案内されているかのように歩いているが、頭の中に「この男は本当に麻那の居場所が分かっているのか?」という不安が絶えない。なぜならば、この男は以前に麻那と会っていることを見たことがないし、もちろんのこと麻那とはクラスが同じではない。麻那との接点が全くないのだ。その上、この男の様子がおかしい、フラフラと歩いていて、交差点では突然止まって周囲を見渡して「よし」と言ってから進路を決める。しかし、だんだんこの男と歩いていると不安がなくなってきた。いや、この男と歩いていて不安がなくなってきたというよりも、不思議にも少しずつ麻那に近付いているのが感じられる。
「お、いたいた」
と神門はまるで自分の友達を見つけたような口調で言ったので少しイラっとした。実際に神門の見ている方向に麻那はいたが・・・、いかにも古臭いヤンキーのような二人組みに声をかけられていた。話の内容をまとめると「金出せや」とのことだった。絵に書いたようなヤンキーだった・・・
「よし、来たな」
と神門は訳の分からないことを言い出した。その時だった、また神門から大量の汗が流れ出た。そして、拳を握って
「行くぞ」
と僕にに声をかけた。握った拳の内側からは・・・光のようなものが漏れていた
「お、おう」
と僕も勇気を出して拳を握った。すると・・・僕の拳からも光が出ている。それに大量の汗が・・・
「今夜はどうなっているんだ。」と僕は思った。麻那が居なくなったり、火事が起きたり、光がでたり・・・
「俺は右を殴る。お前は左を殴れ。」
と神門は言った。
これは僕が左の人を殴れと言うことなのか?と質問しようとしたところ・・・
!!?
神門はいきなり右の男を思い切り殴った。僕は遅れては神門が危ないと咄嗟に思い左の男を殴った。・・・しかし、僕は平和主義人間・・・つまり、人を殴ったことなど今まで一回もなかったので・・・
男の腰骨を殴ってしまった・・・手が、手が痛いいいっ
その時だった、僕が殴った男はいきなり「ゴオオオ」という声のような音を出し、まばゆい光とともに消えた。しかし、それを見て僕は驚くわけでもなく何故か冷静だった。
そのあと、僕が殴った男も光を発して消えた。何が起こったのかよく分からなかった。
「源太~っ」
麻那が怖い思いをしたのか、僕に抱きついてきた。さすが僕の彼女だ。可愛い・・・
「大丈夫!?」
麻那が涙目で僕の手を見つめていた。僕の手は男を殴っただけでケガなどしていないはずなのだが・・・
!?
自分の手を見て僕は驚愕した。
手が消えている・・・うっすらと透明にしか見えない・・・手首はあるのにその先はまるでないような・・・
その時、少し遠くから女の子が歩いてきた。
「大丈夫。このままにしていれば治るよ」
そのあと、神門の声が聞こえる
「どうやら、思わぬ欠陥があったようだな」
その声のを聞いたあと僕の意識は消えていった・・・
絶賛迷走中