隣のあの子。
愛は悩んでいた。今年で25歳、8つ歳上の優希とこのまま付き合い続け結婚するのか…
優希 は申し分ない彼氏だった。職業は医者でお金の心配もない、顔だってソコソコ男前と言われる方だし愛の為に尽くす男だった。
周りの友達からはいつも羨ましがられるそんな彼氏だった。
だけどいつも何か物足りない気持ちだった。
一週間前、愛の親友の有香が結婚した。
3つ歳上で旦那さんも旦那さん側の友人も若さに満ち溢れていた。
愛にとってこの日が人生初の結婚式出席だった。いつもより何倍も綺麗な有香が本当に眩しかったしとても理想的な結婚式だった。
二次会が始まる前に愛のケータイが鳴った。
優希からのメールだった。
結婚式はどうですか?
とても感動したよ。
そう返してからふと優希と自分が結婚する想像をしてみた。
だけど愛にはどうしてもそのイメージが浮かばなかった。優希はもう33歳だしかなり落ち着いている。今日みたいに素敵に盛り上がる結婚式なんて到底無理だ。
そして何故だかウェディングドレスを着た自分の隣に優希がいるという想像がつかない。
直感なのかなんなのか、とにかく優希と結婚はしないのだと感じた。
有香の結婚式の日から優希に連絡をしていない。どうしてもする気になれなかった。
連絡したら最後、別れよう。と言いそうな自分の姿が浮かんだ。
結局その3日後、愛は優希に別れを告げた。
周りからは理解されなかった。
玉の輿に乗れたのに、勿体無い。そんな事ばかり言われた。確かにその通りだったと思う。優希に非はないのだから。
だけど愛は言った。
私は結婚がしたいの。