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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

召喚術士はダンジョン探索の果てにダンジョンマスターになった

作者: 雪月花VS花鳥風月

ダンジョンマスターにされた召喚術士の話です。

僕はニードルスレッド。

B級冒険者で職業は召喚術士だ。

「ニードルスレッド、新しいダンジョンが王都近隣で発見された。そのダンジョンの探索を君に依頼したい」

「僕にはダンジョン探索は無理です。僕は召喚術士で探索系スキルを有していません」

ギルマスから新ダンジョンの探索を依頼されたが、探索系スキルを有していないと断った。

「それなら問題無い。探索のスキルを有しているC級冒険者を同行させる」

「ウィップを呼んでくれ」

「分かりました」

ギルマスは職員にウィップという人物を呼んでくれという指示をした。


「ギルドマスター、ウィップです」

「入りたまえ」

「失礼します」

僕より少し若い女性が入室した。

(・・・・ダークエルフ。初めて見た)

女性はダークエルフだった。

「紹介しよう。彼女はウィップ。職業は盗賊だ。鑑定、鍵、罠、探知、隠密、迷彩、鞭のスキルを有している。ウィップ、彼はニードルスレッド、職業は召喚術士だ」

「ニードルスレッドです」

「ウィップです。貴方が噂のニードルスレッド先輩ですか」

「どんな噂ですか」

「剛腕の召喚術士という二つ名で呼ばれていて、召喚術士なのに戦士以上の剛力で、モーニングスターのような武器を使用して、ベヒーモスを片腕で平然と振り回して、何度も壁に叩き付けたという噂です」

(・・・・何なんだ。その噂)

「俺は剛力ではありません。それにモーニングスターみたいな武器ではなくて、アンカー形状の針とチェーン形状の糸を組み合わせた武器です」

「剛力の召喚術士という二つ名とベヒーモスを片腕で振り回すと壁に叩き付けたというのは否定しないんですね」

「・・・・」

(否定出来ない)

たしかに剛腕の召喚術士という二つ名で呼ばれていて、ベヒーモスを片腕で平然と振り回して、何度も壁に叩き付けたのは事実だ。

ウィップから否定出来ないツッコミが入った。

「夫婦漫才は終わったかね、そろそろ本題に入入らせてくれ」

「「夫婦漫才ではありません」」

「息が合っているみたいだが」

「「・・・・」」

「とにかく君達に臨時のパーティーを組んでもらって、新ダンジョンを探索して欲しい」

「俺は構いません」

「僕も異論はありません」

「それでは明日から頼む」

臨時のパーティーで新ダンジョンを探索する事になった。


「ニードルスレッド先輩、おはようございます」

「ウィップ、おはよう」

「ニードルスレッド、久し振りだな」

「ニードルスレッド、おひさ~」

「ニードルスレッド、お久し振りです」

「おう、久し振りだな・・・バラン、ファミ、ローラ、何故三人が此処に居るんだ」

「ギルマスから聞いていないのか。俺達も探索に参加するんだ」

(ギルマスの奴、わざと話さなかったな)

バランはA級冒険者で職業は剣術士だ。

ファミはB級冒険者で魔法術士だ。

ローラはC級冒険者で回復術士だ。

「バラン先輩、ファミ先輩、ローラ先輩、おはようございます」

「ウィップも久し振りだな。お前も一緒か」

「ウィップ、おひさ~」

「ウィップ、お久し振りです」

バラン達はウィップと知り合いだったようだ。

「そろそろ新ダンジョンに突入するぞ」

「はい」

「おう」

「は~い」

「はい」

僕達は新ダンジョンに突入した。


『第一階層』

【隠密】

【迷彩】

【熱源探知】

【罠探知】

ウィップは4つの探索系スキルを発動させた。

「毒矢の罠が仕掛けられています」

毒矢の罠が確認された。

「スライムです」

「ゴブリンです」

「ホブゴブリンです」

スライム、ゴブリン、ホブゴブリンの存在を確認した。

「階層ボスのゴブリンジェネラルです」

階層ボスはゴブリンジェネラルだった。

ゴブリンジェネラルを討伐した。


『第二階層』

【隠密】

【迷彩】

【熱源探知】

【罠探知】

ウィップは4つの探索系スキルを発動させた。

「毒矢の罠が仕掛けられています」

「大石の罠が仕掛けられています」

毒矢、大石の罠が確認された。

「ホブゴブリンです」

「ゴブリンソードです」

「ゴブリンアーチャです」

「ゴブリンメイジです」

「ゴブリンジェネラルで」

「オークです」

ホブゴブリン、ゴブリンソード、ゴブリンアーチャ、ゴブリンメイジ、ゴブリンジェネラル、オークの存在が確認された。

「回復ボスのゴブリンキングです」

階層ボスはゴブリンキンクだった。

ゴブリンキングを討伐した。


『第三階層』

【隠密】

【迷彩】

【熱源探知】

【罠探知】

ウィップは4つの探索系スキルを発動させた。

「毒矢の罠が仕掛けられています」

「大石の罠が仕掛けられています」

「落とし穴の罠が仕掛けられています」

毒矢、大石、落とし穴の罠が確認された。

「ゴブリンジェネラルです」

「オークです」

「オーガです」

ゴブリンジェネラル、オーク、オーガの存在が確認された。

「階層ボスのオークロードです」

階層ボスはオークロードだった。

オークロードを討伐した。


『第四階層』

【隠密】

【迷彩】

【熱源探知】

【罠探知】

ウィップは4つの探索系スキルを発動させた。

「毒矢の罠が仕掛けられています」

「大石の罠が仕掛けられています」

「落とし穴の罠が仕掛けられています」

「水攻め罠が仕掛けられています」

毒矢、大石、落とし穴、水攻めの罠が確認された。

「オークロードです」

「オーガです」

「トロルです」

オークロード、オーガ、トロルの存在が確認された。

「階層ボスのボストロルです」

階層ボスはボストロルだった。

ボストロルを討伐した。


『第五階層』

【隠密】

【迷彩】

【熱源探知】

【罠探知】

ウィップは4つの探索系スキルを発動させた。

「毒矢の罠が仕掛けられています」

「大石の罠が仕掛けられています」

「落とし穴の罠が仕掛けられています」

「水攻め罠が仕掛けられています」

「転移陣の罠が仕掛けられています」

毒矢、大石、落とし穴、水攻め、転移陣の罠が確認された。

「ボストロルです」

「ミノタウロスです」

ボストロル、ミノタウロスの存在が確認された。

「階層ボスのミノタウロス2体です」

階層ボスはミノタウロス2体だった。

ミノタウロス2体を討伐した。


『第六階層』

【隠密】

【迷彩】

【熱源探知】

【罠探知】

ウィップは4つの探索系スキルを発動させた。

「毒矢の罠が仕掛けられています」

「大石の罠が仕掛けられています」

「落とし穴の罠が仕掛けられています」

「水攻め罠が仕掛けられています」

「転移陣の罠が仕掛けられています」

毒矢、大石、落とし穴、水攻め、転移陣の罠が確認された。

「ミノタウロスです」

「ベヒーモスです」

ミノタウロス、ベヒーモスの存在が確認された。

「階層ボスのベヒーモス3体です」

階層ボスはベヒーモス3体だった。

ベヒーモス3体を討伐した。


『第七階層』

【隠密】

【迷彩】

【熱源探知】

【罠探知】

ウィップは4つの探索系スキルを発動させた。

「毒矢の罠が仕掛けられています」

「大石の罠が仕掛けられています」

「落とし穴の罠が仕掛けられています」

「水攻め罠が仕掛けられています...」

「転移陣の罠が仕掛けられています」

毒矢、大石、落とし穴、水攻め、転移陣の罠が確認された。

「ベヒーモスです」

「コカトリスです」

「ワイバーンです」

ベヒーモス、コカトリス、ワイバーンの存在が確認された。

「階層ボスのワイバーン4体です」

階層ボスはワイバーン4体だった。

ワイバーン4体を討伐した。


『第八階層』

【隠密】

【迷彩】

【熱源探知】

【罠探知】

ウィップは4つの探索系スキルを発動させた。

「毒矢の罠が仕掛けられています」

「大石の罠が仕掛けられています」

「落とし穴の罠が仕掛けられています」

「水攻め罠が仕掛けられています」

「転移陣の罠が仕掛けられています」

毒矢、大石、落とし穴、水攻め、転移陣の罠が確認された。

「コカトリスです」

「ワイバーンです」

「グリフォンです」

コカトリス、ワイバーン、グリフォンの存在が確認された。

「階層ボスのグリフォン5体です」

階層ボスはグリフォン5体だった。

グリフォン5体を討伐した。


『第九階層』

【隠密】

【迷彩】

【熱源探知】

【罠探知】

ウィップは4つの探索系スキルを発動させた。

「毒矢の罠が仕掛けられています」

「大石の罠が仕掛けられています」

「落とし穴の罠が仕掛けられています」

「水攻め罠が仕掛けられています」

「転移陣の罠が仕掛けられています」

毒矢、大石、落とし穴、水攻め、転移陣の罠が確認された。

イエロードラゴン、グリーンドラゴン、ブルードラゴン、レッドドラゴンの存在が確認された。

「階層ボスのイエロードラゴンです。グリーンドラゴンです。ブルードラゴンです。レッドドラゴンです」

階層ボスはイエロードラゴン、グリーンドラゴン、ブルードラゴン、レッドドラゴン、各1体だった。

イエロードラゴン、グリーンドラゴン、ブルードラゴン、レッドドラゴン、各1体を討伐した。


『第十階層』

【隠密】

【迷彩】

【熱源探知】

【罠探知】

ウィップは4つの探索系スキルを発動させた。

「毒矢の罠が仕掛けられています」

「大石の罠が仕掛けられています」

「落とし穴の罠が仕掛けられています」

「水攻め罠が仕掛けられています」

「転移陣の罠が仕掛けられています」

毒矢、大石、落とし穴、水攻め、転移陣の罠が確認された。

「イエロードラゴンです」

「グリーンドラゴンです」

「ブルードラゴンです」

「レッドドラゴンです」

「シルバードラゴンです」

イエロードラゴン、グリーンドラゴン、ブルードラゴン、レッドドラゴン。シルバードラゴンの存在が確認された。

「階層ボスのシルバードラゴン5体です」

階層ボスはシルバードラゴン5体だった。

シルバードラゴン5体を討伐した。


『第十一階層』

【隠密】

【迷彩】

【熱源探知】

【罠探知】

ウィップは4つの探索系スキルを発動させた。

「毒矢の罠が仕掛けられています」

「大石の罠が仕掛けられています」

「落とし穴の罠が仕掛けられています」

「水攻め罠が仕掛けられています」

「転移陣の罠が仕掛けられています」

毒矢、大石、落とし穴、水攻め、転移陣の罠が確認された。

「イエロードラゴンです」

「グリーンドラゴンです」

「ブルードラゴンです」

「レッドドラゴンです」

「シルバードラゴンです」

「ゴールドドラゴンです」

イエロードラゴン、グリーンドラゴン、ブルードラゴン、レッドドラゴン、シルバードラゴン、ゴールドドラゴンの存在が確認された。

「階層ボスのゴールドドラゴン6体です」

階層ボスはゴールドドラゴン6体だった。

ゴールドドラゴン6体を討伐した。


『第十二階層』

【隠密】

【迷彩】

【熱源探知】

【罠探知】

ウィップは4つの探索系スキルを発動させた。

「毒矢の罠が仕掛けられています」

「大石の罠が仕掛けられています」

「落とし穴の罠が仕掛けられています」

「水攻め罠が仕掛けられています」

「転移陣の罠が仕掛けられています」

毒矢、大石、落とし穴、水攻め、転移陣の罠が確認された。

「イエロードラゴンです」

「グリーンドラゴンです」

「ブルードラゴンです」

「レッドドラゴンです」

「シルバードラゴンです」

「ゴールドドラゴンです」

「バハムートです」

イエロードラゴン、グリーンドラゴン、ブルードラゴン、レッドドラゴン、シルバードラゴン、ゴールドドラゴン、バハムートの存在が確認された。

「階層ボスのバハムート7体です」

階層ボスはバハムート7体だった。

バハムート7体を討伐した。


『第十三階層』

広い空間なのに何故か魔物が1体も存在しなかった。

「奥に部屋がある」

「おそらくマスタールームだろうな。だとすると中にダンジョンマスターが居る筈だ」

「入ってみますか」

階層の奥にマスタールームが存在した。

僕達は迷わず中に入った。


「不法侵入者、直ちに立ち去れ」

「貴様は指名手配犯のアウト」

「バラン、知っているのか」

「あぁ、指名手配犯のマッドサイエンティストのアウトだ」

「指名手配犯がダンジョンマスターだったのか」

「とにかく捕縛しよう」

【睡眠針】

睡眠針を放って、アウトを眠らせた。

【拘束糸】

更に拘束糸で捕縛した。

『ダンジョンマスターの捕縛を確認しました。ダンジョンマスター全権限を捕縛者に譲渡します』

ダンジョンマスター全権限の譲渡が宣言された。

つまり僕が新ダンジョンマスターになった。

「嘘だろう。絶対に嫌だぁ」

僕は思わず絶叫を上げた。

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