表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
28/31

リース先生

翌日、リースさんと薬草採取に出る事になった。

と、言いたいところだったんだけどギルマスが「お前は加減を知らない。実戦で外でやらせるのはしばらく俺が行く。魔具や地下でできる訓練のみ許可する」


もう。それはもう。リースさんが散々抗議してカールさんが間に入って小一時間くらいして解決しました。


とりあえず薬草採取を諦めて魔具の基礎工程学に変更です。


納得してない様子だったけど今日と明日はリースさんの『教師』時間を勝ち取っていたのでギルマスも折れてあげてる方だと思う。


「では、魔具について説明する前に、魔具自体をよく見かけたり聞いたりする物はあるか?」


「家庭用と呼ばれる小さい魔具のれいばこ(冷箱)(食材を冷やしておく箱、現代で言うクーラーボックス)はあります。知っているのはギルド等に置いてある連絡できる魔具と移動用の結界魔具くらいです。」


「魔具は基本的に旅をするために必要になる様な物が多い。結界魔法の魔具、コンロ、灯りなどだ」


魔石とはそもそもDランクくらいの魔物から取れる物から価値がでてくる。ゴブリンやホーンラビットなどの弱い魔物はそもそも魔石があったりなかたりする。あっても小さすぎる上に魔力を流し込みにくく、長持ちしないそうだ。


「私は最近冷箱の持ち運べる様な小型化と、逆に冷やすのではなく温めるようなものを作りたいのと、たとえDランク以下の小さい魔石でも使えるようなものを作る為に研究している。…あくまで趣味だがな」


なるほど保温が効く水筒とレンジみたいな物かな?と思ってたら机の上にどんどん魔石と思われる石を並べていくリースさん。最後の石に関しては机に置けないから床に出している。色はバラバラだけど一貫して濃い色だ。


「小さいモノからE.D.C.B.Aだ。Bランク以上は同じランクや同種のものでも大きさはバラバラだ。一般的に大きいものの方が強い個体だと言われている。だからこそD、Cランクの魔石の大きさは一定で、魔道具の基礎に用いるには最適なんだ」


「色が違うのは何かあるんですか?」


「本来の魔石はほぼ黒だ。魔法が使えない物理攻撃の魔物がこの色になる。例えばこのDランクの魔石が緑寄りなのはフォレストウルフの物で、その個体が風魔法が得意だったからだろう。同じ種でも2種類の魔法が使える物はその個体の得意属性の色になるといわれている。このランクBの魔石はシャーラという海に面する街で、“ラテック”と呼ばれる水魔法と氷魔法を使ってくる魔物の魔石だ。青に近い色なのは水属性が得意だったからだ。氷属性が得意なら水色に近い色の魔石になる」


「…通信用は雷属性や、冷箱には水色に近い魔石のものを使っているんですね?」


「そうだ。きちんと本を読んで予習しているようだな。」


あ、いやあんまりまだ見てないけど…黙っておこう…。


「例えばなんですけどEの魔石で、雷属性系だとどんな魔物になりますか?」


「そうだな…南の森のビートンだろうな。1匹ならEランクだが基本群で行動する魔物だからDランク相当になる。針で刺されるとそこから毒が出て体が痺れて、動きが鈍くなった所に数で押し寄せて滅多刺しでやられるなんてな事もある」


確かビートンは蜂の姿をした魔物…そのまんまだな


「ギルマスから現役時代に結界魔法の魔具はリースさんが作ってくれていたと聞いたことがあります。」


「これだ。この入れ物も特殊で、職人が作る時に特殊な加工をして居る。中に入れる魔石のランクや結界魔法の使い手の強さで寄せ付けない魔物のランクや時間が変動する。」


「ちなみにこれは高いんですか?」


「Dランク以下に有効な物で一つ金貨5枚くらいから。その値段でだいたい効果は約3時間〜4時間ほどだ。長い物だともっとするぞ。だから普通のチームは寝ずの番がいて、いざって時の為に使う物が多い」


思った以上に高いな…


「高いんですね…」


「今の君なら稼ぐ方法なんていくらでもあるぞ。それこそ無属性魔法の結界魔法を使える様になって、それを魔石に込める練習をして耐久テストをクリアしたら商業ギルドに売れば良い話だ。無属性魔法持ちで、それを伸ばす使い手は少ないからな。」


「無属性魔法を伸ばす人が少ない…?」


「無属性魔法は…1番難しいとされている。あと他の魔法より一回で使う魔法量が大きいこともある。君はCだったか?」


「はい。たぶんここまで上がったのはアイテムボックスを使っていたからだとは思います」


「まぁ確かにアイテムボックスを使っているだけで無属性のレベルが上がる事はあるだろうが、それだけでは高ランクにはいけないな」


「え?そうなんですか?」


「もしそうだとすれば長年アイテムボックスのスキルで働いている人達は無条件で高レベルまで上がってると思うが」


「確かに…」


「とにかく、結界魔法が使えるなる様に明日は地下で特訓する。今はもう少し基礎を教えていこう。まず本を出してくれ」


「よろしくお願いします」


この後はいろいろ教えてもらってカールさんが迎えに来て終了。リースさんの教え方は分かりやすく、何よりも()()()()()()()()から余計に分かりやすい。


意外と先生に向いてるんじゃないかな


よろしければブックマーク等よろしくお願いします

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ