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「ん……まじか〜…」
朝ベットの上で俺は全て思い出した、転生したこと今が第二の人生であること、神様から能力や才能をもらっていたことを。
「あぶね〜天狗になりかけてたわ…黒歴史が生まれる前で本当に助かった」
転生してから俺は林の中にポツンとある家に住んでいる。一緒に住んでいる爺ちゃんから剣や魔法をならっており剣はそこそこ使える程度だが、魔法は簡単に使えるようになったので魔法なんてチョロ楽勝ですわ〜と若干調子に乗っていた
「とりあえず腹減ったな飯だ飯」
ベッドからリビングに移動すると爺ちゃん以外の同居人にしてアイツが飯を食っていた
「おはよバトリいや、りゅー」
「はよ〜今まで通りバトリでいいよ、せーちんも思いだしたんだ?」
「あぁ、俺もルーニの方でいままで通りルーでいいよ。ところで爺ちゃんは?」
「おけ、お爺ちゃんは畑の方だね食べ終わったし俺は先いくよ」
「りょーかい、飯食べたら行くって爺ちゃんに言っといて」
はいよ〜と返事しながらバトリがでていき、俺は用意されていた飯を食べ始めた
畑に向かうと一通りやる事は終わったようでこらから剣の稽古の準備を始めるようだった
「ごめん爺ちゃん少し寝過ぎたかも、明日はちゃんと手伝う」
「気にしなくても大丈夫だぞ、バトリも手伝ってくれたしな、それより今から剣の稽古を始めるから準備しておいで」
「はーい」
剣の稽古の準備に向かう、因みにチート貰った身体だけに明らかに普通の9歳児より動けるが爺ちゃんには俺おろか剣が俺より上手いバトリですら一回もハンデありでも勝てた試しはない爺ちゃんが強すぎるのだ
「はぁ〜結局今日も一本も取れなかった…」
「いいじゃんバトリはハンデなしで相手してもらえるだけ、俺は片手でいなされてるんだぜ?」
「ハンデなしで相手してもらえるようになったのは最近だけどね、ルーはもう少し積極的に攻めてみたら?いつも相手の出方を伺ってばかりだし、稽古は死ぬことがないんだから色々と積極的に試してみなよ。また山賊相手にしなきゃいけなくなった時にもね?」
「あ〜そうだな、痛いのは勘弁したいがまた山賊の時みたく数が多くて防戦一方になっても困るしな」
約半年まえ俺達は近場に盗賊が住み始めたため爺ちゃんが殲滅しに行くのを無理言って連れてってもらったがそこで俺達は全く役に立たなかった普段狩りなどで動物などを殺してるので人間も余裕だと鷹を括っていたが現実は甘くなく人に刃を向けるの事に怖気づき手足を少し斬りつける程度しかできず、その後動けなくなった山賊達を爺ちゃんの指示で殺した時は2人してめちゃくちゃ吐いた
「はぁ〜…もう少しやるか、バトリ模擬戦少しやろうぜ、肩貸してくれよ」
「いいよ、また筋肉痛だね」
「剣の稽古の日はいつものことだろ」
そういうと俺は剣をとり暫く模擬戦を数回行った、最近またバトリが剣の腕を上げたせいで勝率が4割切りそうだと感じられる模擬戦だった