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しばらくすると1人の男性が姿を表す
「よ!」
「んぁ?…ん?…あ!…え?……お、おまえ」
「おすおす、久しぶり〜りゅー元気にしてた?」
「え?なんで……」
「聞きたいことは沢山あるだろうけど、詳しくはこの神様が説明してくれるよ」
そして神様はりゅーに現状の説明をし始めた、最初は理解が追いつかず、眉をひそめながら聞いていたが、しだいに諦めたようで途中からマジか…などと呟いていた
「分かりました、俺はとりあえずコイツと一緒にその異世界にいけばいいってことですね?」
「そうですね、巻き込んでしまい大変申し訳ございません」
「いいですよ、全然死後にこうして早死にしやがった親友に会うことができたのですから、確かに最初は自分の体が若返っていたときはびっくりしましたが」
「てことでりゅー異世界にいくぞ!女にモテまくる世界らしいからたのしみだな!」
「はいはい、全く唐突に巻き込んでくる感じなつかしいね」
「なんだよー素直に楽しみって言えよ〜」
俺たちはテンション上がりまくっていた
「そろそろ、よろしいですか?」
「「あ、はい、すみません」」
「今回、清次さんが望んだ他の魂を連れて行くとは前代未聞だったので先程の願い以外に今度は何か能力を与えることにします。何か希望はありますか?もちろん竜斗さんにもですよ」
「え?いいんすか?ラッキー」
「能力かぁ〜……」
2人して考える、そりゃそうだいきなりどんな力でも与えてやると言われたらめちゃくちゃ悩むに決まってる。色々と考えた末に俺は……
「自由自在に形を変化させ複数展開する盾って可能ですか?可能ならそれがいいです」
「可能ですよ」
そう言うと球体から小さな光がでてきて体の中に吸収された
「はいこれで、完了です。使い方は出したい位置に出したい盾をイメージするだけです、あとは自動で魔力を消費し展開されます。あとは触れていれば魔力を流して強度を高めたり、魔力を流している間は自由に動かすことができます。」
「なんで盾?」
「ん?いや、危ないとこにいくなら身を守る術は欲しいじゃん?それに痛いのは勘弁」
「お前は何にすんの?」
「何しよう?う〜〜ん……いっそのこともうお前は防御系だから俺は攻撃系でなんでも斬ることのできる力とか?」
「構いませんよ」
そう言うと再び球体から小さな光が生まれ体に吸い込まれていった
「完了です。ではお二方に能力を与え終えたのでそろそろ転生の準備に入ってもよろしいですか?」
「OKっす」
「お願いします」