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「と、友達って犬とか猫とかの動物ですか?」
「いえ、普通に人間の友達ですが?」
「そ、そうですか、でも流石に地球に直接干渉しその人を殺して魂をもってくるのは出来ないので諦めたほうがいいと思います。」
「え?いやなんで殺す前提なんですか?普通にソイツが死んだ後魂を持ってきてくれるもんだと思ってたんですが……」
え?なんで真っ先に殺すことを思いつくの?怖すぎだろ地球に干渉出来ないからよかったもののもし干渉できてたら殺して魂を持ってきたってことかよ、ヤバすぎだろと顔が引き攣る
「あ!な、なるほど、前例がないのでちょっと焦ってしまいました。聞いてきますね」
というと目の前球体が沈黙し辺りに静寂が流れる。少しすると戻ってきたようで
「問題ないようです、では誰の魂をもってきますか?ただし連れてくる魂はあなたと友人としてつきあいにあるもの限定にという形になります。」
「了解です、連れてくるのは 貫間 竜斗でお願いします」
「わかりました、少し待っていてくださいね」
再び静寂が訪れる中
「異世界かぁ…」
と呟いた