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25.

「弟の言うことは無視してくれていい。」


「なんで!?俺この人に一目惚れしたのに! あ、お名前伺っても?」


「あ、高橋かなです……?」


「かなさん! Lime交換しましょう!」


別にいいけど、と言った瞬間翼くんからLimeスタンプがきた。ちょっと待ってまだ交換してないよね?


「あ、兄ちゃんから見つけて送りました。 これでいつでも話せますね!」


「お前が俺のスマホ持ってたのか」


「だって兄ちゃん机に置きっぱなしだったし。こっち着いて渡そうとしたら渡す前に兄ちゃん迷子になるし。」


花京院くんは翼くんの腕を引っ張りながら帰るぞ、と言っている。弟がいたらあんな感じなのかな。


「またLimeしますね!」


「ブロックしてくれ。」


この2人良い兄弟だなあ。兄弟って羨ましいな。いつもひとりじゃないって感じがする。昔はれんがいたけど血は繋がっていないし、告白されたから私の事家族だなんて思ってないよね。妹欲しかっなあ。


「ふふ、またあしたね、花京院くん。翼くんもバイバイ。」


「はい! Lime追加してくださいね!」


花京院くんはあぁ、といってまた翼くんを引っ張って行った。


「バーイ! じゃ、私達も帰ろっか~!」


「お昼食べに行くんだよ?」


「あ、忘れてた! あそこのラーメン行こ! ラーメン久しぶりだなあ。」


杏ちゃんってほんと自由人だ。それが杏ちゃんのいい所でもあるけどね。


┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

「今日はありがとね!」


杏ちゃんの車に乗って家まで送ってもらった。こちらこそ、と言った私に杏ちゃんはある質問を投げかけた。


「花京院って人の事好きなの?」


「好きじゃないよ! あ、友達としては好きだけど。」


「ふーん。玉の輿なのにね。かなのお母さんが家に戻れるきっかけにもなったんじゃない?」


え、どういうこと? とは口に出せなかった。なぜか、れんが私の家から出てきたのだ。


「あ、れんじゃん! 久しぶりだね~」


「かな、こいつに何もされてない?」


ピンポイントで家から出てくるあんたの方がこわいけどね、と言った杏ちゃんに私は同意する。じゃ、帰るねと言い杏ちゃんは車を走らせ帰ってしまった。


「今思ったんだけど、れんってうちの中学に転校してきたんだよね? 全然会わないよね、階が違うから仕方ないのかな?」


するとれんは大きく目を開いた。


「……話しかけていいの? 明日から会いに行くね。会えるんだったら変装なしでいくね。」


質問に答えていないのにどんどん話が進んでいく。変装って図書委員の仕事を手伝ってくれたときの格好かな?


「名前も変えてるんだ。明日には全部戻すよ。かなには本当の自分で会いに行きたいから。」


わたし的には目立ちたくないから変装したままでも全然いいんだけどね。


「だめ、かなが好きって言ってくれた格好で会いたい」


れんの髪が好きって言ったこと覚えてたんだ。それに会いたいだなんておおげさだよ。もしかしたら1回はすれ違ってるかも?


「かなのことずっと見てたよ。本当、トップ4とか呼ばれてるあいつらも小鳥遊さんも邪魔でしかない。」


「あはは……。」


ストーカー……。


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