19.
「かなちゃん、遅かったけど体調悪かった?」
私は大丈夫だとつたえるとあかりはまだ疑っているようだが、一応納得してくれた。私の席はしゅんとあかりの間だ。あかりの隣にはれいなが座っている。向かいにはれいな側から花京院くん、東堂、ひなたくんの順に座っている。私の前にはひなたくんがいるのだが、なぜか見られている気がする。
「なにそんなに高橋サンのこと見とるん?」
「いや、なんでもない、すまん。」
「大丈夫だよ。」
やっぱり私の自意識過剰じゃなかった。顔に何かついてるのかな。顔をぺたぺた触っていると隣から笑い声が聞こえた。しゅん?
「別に何もついてないよ。気にしてるの可愛かったけど。」
なっ! 何もついていないのなら良かったけど、それはそれで恥ずかしい。それにしても私この4人の攻略対象らしき人達と知り合いになってしまった。ひなたくんは元々知り合いだったけどしゅんも少し意味深なことを言っていた。ファンタジーの世界ではないがだからこそ気になることがある。私の記憶がないことだ。いや正しく言うと昔の知り合いと話すことでその時のことを思い出すのだ。あかりのことは本当に記憶にない。でも、知り合いのはずのひなたくん二人で話すまで少しも記憶になかったのだ。私はひなたくんと二人で遊んでいたと思ったがなぜかもう一人いる気がする。でも顔も性別する思い出せないその後に萌がかかっているのだ覚えているのはかなちゃんと呼ぶ声だけ。しかしそれが正しい記憶なのかもわからない。
「かなも行けるよね?」
「え、うん?」
どこにいくの?
「プールたのしみ!」
「夏休みまだまだやけどな。まぁ、俺行けるかわからんけど」
「女子の水着みれるのに?」
「死んでも行くわ。」
あれ、デジャブ……?




