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追憶の温泉ホテル  作者: Kidney Yaponskiy
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5.駅前風景

 レジャー施設でひととおり遊んだ後、ひと駅隣の目的駅に着いた。

 駅は近代的に改装されていたが、特急用に延長された長いホームは変わらなかった。

 改札を出て駅前の土産屋街を散策する。売っているものは、どこの観光地でもそう変わるものではないが、何故か、観光気分を盛り上げてくれる。


「今夜は、どこのホテルにお泊まりですか。」


 土産屋の女将が仲良くなった妻と子供に聞いている。昨今は海外からの旅行客がほとんどで、国内の旅行者は珍しいのだ。


「○○ホテルです。」


 妻が答えている。一瞬、女将の表情が変わったが直ぐに戻り、


「○○ホテルのお茶請けのきゃらぶきは、ウチが卸元だから、ホテルでは買わずに、帰りにウチに寄って買って下さいね。」


 営業に余念がない。妻と女将は海外からの旅行客について四方山話をしている。ホテルの備品を持ち帰って困るだとか、そんなことだった。


「世の中、世知難くなりましたね。」


 女将に丁寧に送り出されホテルに向かう。川沿いの橋元に豆腐屋があったが、いつの間にか廃業している。

 谷間のホテル街は日が暮れるのが早く、提灯形の街路灯には灯りが点っていた。

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