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追憶の温泉ホテル  作者: Kidney Yaponskiy
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1.終電車

 今日も終電近くになってしまった。締め切り間近の今週は、連日、残業が続いている。

 バブル崩壊後、仕事は次第に忙しくなった。危機を乗り越えるため、人員整理や部門の統廃合など合理化を行ったからだ。

 合理化経営は奏功し、多少のわだかまりを残しつつも会社は息を吹き返した。

 思い切った決断を行ったのは、もちろん当時の経営陣だったが、それを実行したのは従業員の手柄だ。

 当時、うまく気持ちを切り替えた者だけが会社に残った。

 うまくと言っても「要領よく」ということではない。今残っているのは、当時、再就職先が見つからなかった無能者か、家のローンに縛られ人生が詰んでいた債務者だけだ。

 国内工場のほとんどは海外移転し、その工場も身売りして、いつの間にかウチの会社は商社と化してしまった。工場の下請けは切り捨てられていった。

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