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謎の囁き。

作者: 七瀬

 私の名前は「新城 真帆」22歳。

私は子供の頃から、人の考えている事が読めると言うか?

聞こえてくる。【心の囁き】


 小さかった私は、話している事以外のこの 【心の囁き】が気になって

いた。ある日、私は思いきって友達の女の子に言うと......?

凄く嫌な顔をされた。


 「真帆ちゃ~ん 何言ってるの! そんな事、言ってないよ~!」

って怒られて、その日からその子とは、もう話さなくなった。

 お友達じゃなくなっちゃった。



 ~~~



 それから数十年経った今、もう聞こえたとしても言わない事にした。

もうあんな思いをしたくなし、【心の囁き】は酷いことを思っている

から、きっと? 心の中に溜まっているストレスなのかもしれない。


 酷い人は、普段話している感じと全く真逆で、見た目は穏やかで、

落ち着いて見えるのに、心の中では悪口ばかりだったり。

 

 正直、聞きたくない事の方が多い。でも、私の仲がいい「親友」の

女の子は、【心の囁き】を聞いても裏表がない。この子は信用できる!


 それと? 『好きな人の気持ち』......どう思っているのか? 

でもほとんどが、他に好きな人がいる事が多かったな。

 私の一方的な 『片思い。』


 だけど......? 中には思いがけない事を考えている人もいる。

見た感じそんな風に考えてないみたいなのに、こんな風に考えているいる

んだと? 関心させられる人。私より下なのにしっかりしてると思う。


 そんな時、最近バイト先で仲良くなった女の子、物凄い事を考えている

事に気づく。 


 よく男性に 「ヒモ男」がいるように、この子 「貢がせる悪女」だ!

男にトコトン骨の髄まで貢がせる女。


 いろんな人たちの 【心の囁き】が、ひっきりなしに聞こえてくる。

正直、聞きたくない事もたくさんあるし、物凄く悩んだ時期もあった

けど? 誰にでもあるものだし、ただ、私にだけ聞こえているだけなん

だと思うようになった。


 ただずっと思っていたのは...? 何の為にこんなモノを私は持ってい

ないといけないのか...? ずっとずっと考えていた。



◆◇◆



それから数か月後...デパートで、休日の日に私は友達とショッピングして

いると? 一瞬、通り過ぎた親子? 

 でも、子供の 【心の囁き】が 「助けて! このままだと何処かに連れ

去られてしまう! お願い! 助けて~」 


 私は、はじめてこの力が役に立つ時が来たと思った。私は警備員を呼ん

で、呼び留めてもらい。

 その後に、警察にも連絡してその親子? 身元確認をしてもらいました。

女の子は怯えていました。私は必ず! この女の子を助けてみせると強く

思いました。


 調べたら? やっぱり本当の親子ではありませんでした。

 『誘拐』されていたんです。良かった!


 無事に、犯人は警察に、子供は親御さんのところに、全て上手くいきま

した。

 女の子は私に泣きながら、 「ありがとう ありがとう。」と言いました。

 私も 「良かったね。」と言いました。


 本当に良かった。これからは、困っている人たちの力になりたい!

私の力をいい方法で使えるなら? 必要とされているなら......。

 

 小さな 【心の囁き】を見逃さないように聞いていきたいと思います。

これからは人を助ける為に......。


 



 




















 



最後までお読みいただきありがとうございました。

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