表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

5/60

イオリさん。

「はじめまして吉原健太さん。私はあなたのナビゲーターを務めさせていただきます――」


 猫耳お姉さんはそこまで言って固まった。

 僕が『?』という顔をして待っていると、お姉さんが口をぱくぱくさせて合図してきた。

 口を読めと言うことだろうか?


 えーと、『な』『ま』『え』『を』『き』……


 名前を決めろと言っているようだ。


「僕が決めるの? あなたの名前を?」


 猫耳お姉さんが『そうです』と口をぱくぱくして伝えてきた。

 この世界には独自のルールが存在しているらしい。

 僕は市役所の受付のあの娘を思い浮かべていた。

 そう……


「キミは伊織さんだ!」


「私はイオリです。よろしくお願いします!」


 と言って、僕の両手を握って握手してくれた。

 推定Fカップの胸がぷるんと震えた。

 僕は背徳感に襲われた――


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ