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究極の選択
なにこれ?
いきなり究極の選択を迫られているんですけど?
銀色長髪で推定Fカップの美人な猫耳お姉さんと……
まん丸お目々がかわゆい猫耳幼女……
そのどちらかを選べと言っているのか?
そうですか、それならば両方を選びましょう!
と僕が両手を出そうとすると――
「どちらか一方を選択しないとあなたは即死です」
2人が声を合わせて怖いことを言った。
ロリコンではない(はず)の僕は猫耳お姉さんと握手を交わした。
選ばれなかったことを知った猫耳幼女は……
まん丸お目々が涙目になり……
顔をクシャクシャになるぐらい悲しそうな表情をして……
音もなく消えていった。
…………
…………
この上ない罪悪感が襲ってきたんですけど?
これはフィクションです。
猫耳幼女は主人公の目の前からは消えましたが世界から消えて無くなったわけではありませんのでご安心を。