古寺を訪ふ
訪古寺
寒蓑偶訪古僧堂
細雨糸糸帯桂香
拝仏人稀秋寂寂
鐘声一杵欲昏黄
平起式、下平声七陽韻。堂、香、黄。
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古寺を訪ふ
寒蓑、偶訪ふ古僧堂
細雨は糸糸として桂香を帯ぶ
拝仏の人稀なり 秋寂寂
鐘声一杵、昏黄ならんと欲す
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意訳、というか私が書きたいなと思っていた内容。
寒そうに雨具を着こんだ人は、ふらふらと古寺を訪れた。
金木犀の香りを帯びて、糸のように細い雨のそぼ降る秋の古寺は、仏を拝す人が少なく、物寂しくひっそりとしている。
雨の中、静寂を破るように古寺の鐘の声が一つ。
気が付けば、もうじきに黄昏時である。
まだまだ初心者なので、あまり良い詩ではないかもしれません。
読んで下さりありがとうございました!