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スグルの異世界書紀  作者: 光 煌輝
第四章 獣の少女
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第三章 あらすじ

 プレイン村を出て、外界に旅立ったスグルとメグル。

 別れの悲しさを味わうメグルをスグルはなんとか励ましながら、そしてメグルを守るという父との約束を胸に抱きながら、未知の世界へと歩み出した。

 メグルが夢にまで見た、山の向こうの世界。

 しかし、初めて辿り着いた街では、人々が酷い貧困と怪我に苦しむ世界が広がっていた。

 そんな人々をメグルは助けたいと言う。それはスグルも同じ気持ちだった。

 だが、スグルは知っていた。たった一人を救う大変さを。だから、そう易々と助けようなどとはしない事だと、メグルにきつい言葉を突きつけてしまう。

 それゆえに、メグルと険悪な仲になってしまう。


 だが、メグルのひたむきに人々を助けようとする姿と街の人々が苦しんでいる真相を知って、スグルは自ら動き始める。

 街の実権を握っていた貴族である公爵を、地位から引きずり落とすことにしたのだ。


 結果、街から公爵はいなくなり、実質的に支配からは逃れた。

 しかし、魔物が街に攻めてくるという非常事態になり、スグルとメグルは交戦。

 初めて、《バトルアクセ》を使用した際の消耗の大きさを知るも、スグルは街を守りきることに成功したのだった。

 

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