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睡魔と戦います。

今日の午前中はレオフォード様の歴史の授業です。


「今日は140ページの前回の続きから始めましょう。第23代ライザック王は武王として有名で我が国の領地拡大に勢威を振るいました。ですが同時に敗戦国の民を奴隷として扱うことを良しとはせず、民として受け入れる法を定めた賢王としても有名です。その際に拡大された領地が次のページに載っています。国土の中央に王都を移し、南西と北東には国境付近の砦を兼ねた町を築き…」


…さっぱりわかりません。

自慢じゃありませんが学生時代、社会科は苦手でした。

偉人・賢人の名前は何の暗号のようですし、地図は読めません。

仕事でお客様や取引先の方の顔と名前は覚えるように訓練しましたが、動かない写真や絵姿は相変わらず覚えられません。

外出する時は重役のお供が主なので、移動はおかかえ運転手かタクシーでしたから住所さえわかれば着けます。向こうの世界には便利な携帯電話やカーナビがありましたしね。


この年になって勉学で苦労するとは思いませんでしたよ。

テストがないのが幸いです。


それにしても普段無口なレオフォード様も、歴史の話になると饒舌になるみたいですね。

単調な心地好いテノールの声がBGMとなって、うっかり気を抜くと睡魔に襲われてしましそうです。

もちろん寝ませんよ。ちゃんとポーカーフェイスで睡魔と戦わせて頂いております。


今は真面目に聞いているふりをしながら、レオフォード様の顔を観察しています。

綺麗な顔ですね。童話に出てくる王子様みたいです。兄妹そろって金髪碧眼。もちろんカボチャパンツに白タイツはなしです。実際に見ていたらドン引きしていたでしょうね。

じっと見ていたら歴史の授業という名のBGMがスピードアップしたのは気のせいでしょうか?


そう言えば何故レオフォード様はこちらを一度も見ないのでしょう。

実は私嫌われてます?

目も当てられない程嫌いとか?

でも歴史の授業を引き受けて下さったからにはそこまで嫌われていないと思うのですが。


まあ、地味に傷つきますが嫌われていたとしても実害は今の所出ていないので、気にしないことにします。



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