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レクイエムの魔法使い

作者:Liew
最新エピソード掲載日:2026/03/14
数十年前、世界の果てで不死の魔女ザラは、越えられない結界を張り、極北を封印した。大陸を滅ぼしかねない脅威を閉じ込めるために。

それは大陸を救うための選択だった。だがその代償は、一つの大地と、そこに残されたすべての命を切り捨てることだった。

今や「レクイエムの魔女」として恐れられるザラは、帝国の影に潜み、魔獣の駆除を生業としている。唯一の連れは、鋭い皮肉と旺盛な食欲を持つマナの精霊シリー。

そんな彼女の日常を壊したのは、エレンドだった。帝国の赤の外套、そして伝説の天の英雄アラリックのかつての弟子。彼はザラを追い、辺境の北東にある荒れ果てた村で起きた謎の解明へと彼女を引き込もうとする。

表向きの任務は、冒険者一団と一人の術師の失踪の調査。狼男に虐殺されたとされる、その痕跡を追うことだった。

亡き友の愛弟子と肩を並べて戦うことを余儀なくされたザラは、新たな悪魔との戦いへと引きずり込まれていく。そして、世界が恐れる魔女としてではなく、その先にある何かを見透かそうとする男との、危うい共同生活へと。

極北の秘密が再び浮かび上がるにつれ、二人の間に張り詰めた緊張は高まっていく。悲しみ、罪悪感、そして敗れた戦争が残した傷跡を揺さぶりながら。

悪が英雄を打ち倒し、平和がただの脆い嘘に過ぎない世界で、レクイエムの魔女は問われる。自分はまだ、誰かを愛することができるのかと。新たな厄災が大陸を飲み込む前に、自らの過去と向き合いながら。
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