石ころのレザリア ~12時の鐘が鳴る時、少女は街から消える~
12時になるとその存在を他人から忘れられてしまう少女――レザリアは、その体質のためにその日暮らしの生活を送っていた。レザリアはある日、絶対記憶能力を持つ青年店長の噂を聞きつけ、半信半疑ながらもギベオン書店を訪れる。しかし、12時の鐘が鳴るとレザリアは絶望し、街の中心にある背の高い時計塔へと駆け出した。命を終わらせようとしたその時、レザリアは背後から叫び声を聞く。振り返るとそこには本を一冊抱えた青年の姿があった――
※本作はかなり前に書いたもので、大幅な書き直しも考えている作品です。が、せっかくなので読み切りとして小分けで投稿いたします。
※本作はかなり前に書いたもので、大幅な書き直しも考えている作品です。が、せっかくなので読み切りとして小分けで投稿いたします。