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第二章⑷
それから半年が経った。かなり順調に事は進み、従業員が何人か雇えるほどには大きくなった。たまに休日はあったが、出かけることはなく家で一日中休んで終わった。そういえばそんな事、前も言ってたっけな。それでも別れる素振りすらない彩花に、慢心は募るばかりだった。
「そういえば彩花、この間誕生日だったよね。どこもいけなくてごめん。お詫びと言っちゃあれなんだけどこれ、彩花が好きそうなバッグ。プレゼント買っておいたから」
そう言って渡すと、礼を言って受け取る。
「ありがとう、誠君。高かったでしょ、これブランド物だし私の給料一ヶ月分飛んじゃうな。来年の誕生日は一緒に出かけれたらい」
「来年がどうした?」
「ううん、なんでもない。ありがとうねプレゼント」




