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夏祭りの夜道に金魚は見ていた  作者: 駒城亜樹
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解決後の僕ら

斉藤は逮捕時、暴れたりはしなかった。

むしろ逮捕されて安心したような顔をしていた。


後日、西宮父から彼の状態を聞くと

斉藤は大人しく犯行を供述し

事情聴取はスムーズに進んでいるらしい。


呉藤友成殺害は意外にも斉藤の元妻がおこなったと分かった。

妻の方も夫の犯行を知っていて、捜査の目が夫に向かないようにが動機だったらしい。


復讐がいかに空しく、誰も救われないものだと

僕は身を持って知ったんだ。



それから僕と西宮と朋恵さんは

最初の被害者で初恋の工藤美月の墓参りに行き

事件解決の報告をした。


西宮の両親にもお礼をしたいと二人に伝えると

バタバタしてるから、落ち着いたら連絡がくるからと断られた。


保護した結城さんは刑務所に収監された斉藤に娘さんへの謝罪と墓参りを毎月必ず行くと内容の手紙を送り実行してるらしい。


それから僕はこの出来事をきっかけに

大学入学の際に犯罪心理学を学べる大学を受験した。


2度とこんな愚かで空しい犯罪を少しでも失くすために。

 


それから、数年が経ち。




僕は探偵会社を設立した。



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