第一話。1-11
「分かった、今すぐ捜査員を向かわせる。後で話そう、いつもの場所でいいか?」
私は、別の場所にしようといい、Aから聞いた鉄板焼き屋の場所を伝えた。
「うん?なんだ、美味いのか?その店」
「いや、不味いそうだがまあ、焼きそばとたこ焼きはそこそこいけそうだと」
Aに聞いたとは言わずにそれだけを友人に伝えた。了解した、また後で電話するといい彼は電話を切った。
何やかんやで合流できるのは、8時過ぎ頃だろうか。私は、近くの自販機に歩み寄り、ホットの缶コーヒを買う。寒い冬空の下、冷えた手を十分に温めてから、蓋を開ける前に、タバコに火をつける。
……最初の一服を空に向かって開放する。そしてこの先の見えぬ事件の深淵を思い、ついやれやれと小さく声に出してしまった。私はその嘆息を飲み込むように、不味い缶コーヒーの一口目を喉に流し込んだ。
第一話、了。
第一話、完結につき後書きを少々。
Twitter見て、いくつかキーワードめいたことをつぶやいていたりしますけど、【なろう】だけでお読みの方にはまるでちんぷんかんぷんでしょうから、多少ヒントをば。
【かく語る】殺人鬼は誰か。
それくらいは、察してください(笑)
次話予告【飯テロ】
こうご期待(?)




