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第82話 邪魔な物体

評価、ブックマークを熱望している今日この頃です、ぜひよろしくお願いしたいです!!


毎日投稿での更新を目安に執筆していきますがズレることもありますのでよろしくお願いいたします。

「あら? なぜそう思うの。私は誰とまで言ってないけど。それより、あの人そんな名前だったのね」


 明らかに動揺を見せる悪魔。アンは、それがより一層逆鱗に触れることを理解した上で、更に言葉を続けた。


「憎たらしい女ね、その笑顔も何もかもが憎たらしい! まぁ、いいわ。あなたが死んでいるところを見れば、彼も少しは失望するでしょう!!」


 言い終わるや否や、アンの目に飛び込んでくるのは、先端がするどく尖ったつめ先。先程までの尻尾攻撃とは、また異なる引き出しからの一撃で、アンは少し戸惑いを覚える。


少し距離があったにも関わらず、一瞬にしてそれを潰し、地面が抉れる音は、後になってグラウンド内に響き回る。アンは、目玉を貫く一撃をなんとか顔を動かすことによって回避することを試みた。尻尾による攻撃は、一直線上に伸びる無慈悲な一撃であった故に、これで躱すことができていた


 だが、今アンの命を脅かす攻撃はまたそれとは違う。脳との距離も尻尾とは段違いに近く、意のままに操ることができる攻撃。


「小賢しいわね!! でも、その重症の身体で無傷のまま回避しようなんて、虫が良すぎるのよ!!!」


 突如として、回避した方向に伸びてくる鋭利な物体。それは、アンの白く柔らかい肌の表皮を薄くなぞりながら、後方へと抜けていった。バスに背中を預けて闘っていたため、悪魔はバスを貫通しながらアンの視界から消えていく。もし、バスの中にまだ人がいたら、大変かも・・・。そんな、不安がよぎるが、アンはそれを一度頬を叩くことで追いやった。今は、人の心配をして生き残ることができる状況ではないから。


「痛ぁぁ・・。ほんと、最悪な悪魔ね! 乙女の顔に傷をつけるなんて!!」


 痛みが走る箇所に手を当てると、瞬く間に赤く染まっていった。深い傷ではないことが幸いだろうか。傷口から血が垂れて、視界を遮るなんてことは起きる気配がない。


「顔を気にするような乙女だったら、家でじっとしていることを推奨するわ! ここに二足で立っていいのは、すでに乙女として生きることを捨てた人だけだから!! ってか、このバスそろそろ邪魔よ!!!」


 ドゴォォォ!!!


 悪魔が文句をこぼすと、不思議なほどに容易く、バスは衝撃音と共に空中に浮遊した。あまりにも一瞬の出来事で、アンは思わず呆気に取られる。そして、背中にしていたバスがあった場所を振り返る。すると、悪魔がバスのヘッドがあった場所に立っていた。右足を蹴り上げる体勢をした状態で。



いかがだったでしょうか? 気に入ってもらえたのなら、嬉しく思います!


繰り返しになりますが、コメント、評価、ブックマークは私のモチベーションにもつながりますので、ぜひしていただくと幸いです。よろしくお願いいたします。



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