3.出向
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上司『と、言うわけで、我々は間宮商事の傘下に入ることになった』
佐田の話はどうやらただの噂ではなかったようだ
上司『仕事としては今までと変わらないそうだ』
ガクッ…
仕事量減るんじゃないのかぁぁ…
しかもこの時期にこんな大きなことがあるなんて…
滅多にないことだとは思うけど、
総務さんとか大変だろうなぁ…
上司『ーーわ、早川!』
私「はいっ!?」
上司『聞いてんのか?』
私「すみません…考え事してました…」
上司『ったく、ちゃんと話を聞けよな』
私「すみません…」
上司『そんなんで間宮でやってけんのかよ?』
私「…はい、すみません……」
ん?
あれ?
私「いま、何ておっしゃいました…?」
上司『は?だーかーらー、そんなんで間宮でやってけんのか!?って…』
私「え?間宮??」
上司『あぁ、お前は来週から間宮へ出向だとよ』
私「………え、、、えええええええええ!?!?」
私が、、、
間宮商事へ出向!?
ーーーーーーーー昼休み
佐田『俺も間宮の営業部に出向になったわ』
私「えっ!ほんと!?」
佐田『まじ!』
私「良かったぁ…佐田がいるなら心強いわ…」
佐田『………俺がいて良かった?』
私「うん、、」
佐田『……なんで?』
私「だって…」
佐田『…………だって?』
だって、、、
私「1人じゃ心細いじゃん…」
佐田『ん、ですよねー』
そんなこんなで私と佐田…そしてその他複数名が翌週付で間宮商事へ出向となった。