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春の花  作者: ぺんぺん
1/16

1.記憶







ーーーーーーーー







「ぜったい、ぜったいまた会えるよね?」







『あったり前だろ!ぜったいまた会えるよ!』







「ぜったいだよ!まってるからね!」







『うん!おれが蘭をむかえにくる!』







「やくそく、だよ?」







『うんっ!だからもう泣くな、蘭!』







「うんっ!」







『じゃあ、ゆびきりっ!』










((ゆーびきーりげーんまーん…))












ーーーーーーーー













ピピピピピ…(目覚ましの音)












……夢か、、、











久しぶりに見たな…















ブーーーーー、ブーーーーー、










ん?










私「はい、もしもし?」






母『あぁ、良かった、起きてたのね』






私「お母さん…さすがの私も、もう良い大人だからね…」






母『蘭はいつも大事な時寝坊するから』






私「いや、もうさすがにしないよ…」











相変わらず心配性の母を持つ私、


早川 蘭(27)




もう社会人としても、女としても立派な年齢なのに、


今でも朝起きているか、たまに電話してくる。











母『今日から新入社員も入ってくるんでしょう?蘭もそろそろシャキッとしなさいよ?』






私「いつも会社ではシャキッとしてるから大丈夫!」












そんな母からの電話で始まった4月1日。




今日はエイプリルフールか…










だからあんな夢、見たのかな…









幼い頃の遠い記憶。









西崎 綾人…





2つ年上の幼なじみ。





と言っても、私が10歳の時に綾人はお父さんの仕事の関係で、

外国に引っ越してしまった。









それから17年…







1度も会いに来なければ、連絡もない







迎えに来るって、言ったのにな…











いつか会うことがあったら、、、













針千本飲ませる…!!!(指切りげんまんしたからね!怒)













なーんて、、、






きっともう会うことなんてないだろうし、






私の事なんてもう覚えてないんだろうな…










私は今でも綾人のこと…







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