旅の商人
前回のあらすじ。
猟師今宮涼治はいつもどうりに山に狩りに行った。
その時濃い霧に飲まれ大きい熊と遭遇。
追い詰められて崖から飛び降りたのであった。
「.....」
ズサッ...ズサッ...と68分ほど歩いていると、チョロチョロなどの水の音がしてきた。
「川だ...良かった」
今宮はすぐに川のほとりに向かい両手で水をすくって飲んだ。
その水は故郷の水とは違いもっと新鮮なものだった。
「...とりあえず、ここはどこだろう」
山には何度も入ったことがあるがこの森は見た事もない。
それに今思えばなぜあそこに崖があったのだろう...
「...次に食料だな」
今持ってるもので狩れる道具といえばライフル、ナイフぐらいしかない。
しかも弾は10。ショットガンもあるけど弾がないから意味がない。
あとは槍とか釣り竿とか作ってみようかな。
そう思って木の枝を折りナイフで削って槍にしてみる。
「よし、出来た」
なんとうまくできた。これで魚を獲ってみよう。
「えい!」
魚を狙ってみるけどダメだった。
試しに魚への罠を作ってみる。
出来た罠を川に設置して待ってみた。
10分後に3匹ほど罠にかかった。
「この魚は....」
見た事のない魚。普通の色をしている。
「....川魚だから焼こう」
そう言ってベストからライターを出す。
ライターのオイルは満タンで予備のライターオイルもある。
カチッ
ライターで枝を積んだ所に火をつける。
そして魚を焼く。焼くだけなので簡単には出来た。
「ハムッ...」
むしゃむしゃと食べる。
食べ終わった後に火を消す。
そして歩き出す。
川に沿っていけば何かしら集落はあると思ったからだ。
出来れば、普通の村とかがいいな...
そして29分ほど歩いたら...
「ん?僕と同じ旅人かい?でもそれにしては荷物が少ないね。それにその服は見た事がない...珍しい」
旅人らしい人と会った。
聞けばこの人は旅の商人で近くの町に行くらしい、商人ならトラックとか使えばいいのに...
今宮が自分は猟師であると言うと
「へー、このあたりの魔物を狩ってるのかな?」
魔物?
魔物とは異形の形をしていて旅人を襲うらしい。
あの時の大きい熊が魔物なのだろうか。
それにしても車が全然通らない。まあ、ここがそれほど田舎だからかな。
それに道路は整備されてないし看板も...木製だけとなっている。
「そういえば、ここはどこなんですか?」
と聞くと
「ここはファーストウッドだよ。」
「ふぇ?」
ファーストウッド?日本じゃない?
「ク―スター王が治める王国の隣にある森がここファーストウッド。僕はこの森を通って物を売りに行くんだよ」
大きい鞄を背負っている。
「そういえば、名前を言ってなかったね。僕はネツァク。薬草とか薬の商人だよ」
今宮も名前を言う
「へー、今宮かー。変わってる名前だね。もしかしてイースト出身?」
イースト...確か東という意味だったけ...
そんな会話を交わしながら歩いていく。
「近くの街までは後もう少しだよ、そうだなぁ...いろいろ手伝ってもらおうかな」
二人は進んでいった。
どうも、ソ連兵椛です。
まさかの製作クリ2出たことに驚きました。新キャラクター「ネツァク」が登場しました。
どっちかというとモブにしようかと迷っていましたが今後パートナーにするつもりです。
キャラシートを印刷して書いています。