俺君のシリアスは私が守る(キリッ
おまえ追放されたんだろ?一緒にパーティ組まないか?
のメンバーのある日の出来事。
最近あまり執筆意欲が湧かないがタイトルを思いついてつい投稿した。
ある日の出来事。
俺君を残して3バカもとい勇者、聖女、幼馴染が出かけていた。
そんな帰り道の町の外れの、人が少ないだろう場所に通りかかったときに、聖女がふと呟いた。
聖「勇者は俺君を狙っているホモなの?」
瞬間、世界は凍り付いたように時が止まった。
勇「てめぇ、いきなり何わけの分からないことを言ってくれるんだ。ゴラァ!」
聖「いや、だって、貴方モテるくせに彼女いないし、俺君にべったりだし」
ゴゴゴゴゴゴゴ……擬音が聞こえてくるように幼馴染からオーラが噴き出した。
幼「貴様……。敵か!?」
勇「ちげーし! ホモじゃねーし! ふつーに女が好きだし!」
聖「怪しーし! ホモっぽいし! 私たちとか見てまったく反応ないし!」
勇「真似してんじゃねーよ! それにおまえらのようなのは女として見ねーよ!」
聖「よろしい。ならば戦争だ」
残念聖女からも怒りのオーラが噴き出した。
勇「どうしろっていうんだ」
へたれ勇者はうなだれたが、状況は悪化する一方だ。
聖「やっちゃえ! 幼馴染ちゃん!」
幼馴染の魔力が高まる。威力が高い魔法の準備のようだ。
勇「ないわー。こんなわけのわからないことで戦うとかないわー」
勇者のテンションはとても低い。
幼「問おう。勇者よ。貴様が俺君を狙っているというのは本当か?」
勇「絶対ありえないし! 親友として仲がいいだけだから! 俺はノーマルだから!」
聖「やったか!?」
勇「てめえは黙ってろ!」
幼「俺君の尻アスは私が守る!」
幼馴染ちゃんの火炎魔法が勇者を狙って火を噴く。
勇「だから違うって言ってんだろ! それにシリアスとか言うな! シリアスさんが汚れる!」
勇者は魔法をその身体能力で回避する。
聖「争え……。もっと争え……」
勇「おまえが聖女ってもう何もかもが間違ってるだろ」
聖「俺×勇 それとも勇×俺? どっちも需要あるよね?」
勇「てめえは腐ってること言ってんじゃねえよ!」
幼「俺君を攻めるのも受けるのも私が相手だけ!」
勇「それは俺君と相談してくれ!」
……不毛な争いが続いたのであった。
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俺「あいつら、遅いなー」
俺君は平和だった。
いやな出来事だったね。