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詩、あるいは詞

もうね

作者: 志賀飛介

もうね、もうね

終りでいいと思うんだ

始まったときは知らなかったこと

今ではたくさん知ってるから


もうね、もうね

やめればいいと思うんだ

そんなにたくさん苦しんで

何をしようというのだろう


いつまで経っても僕は変われぬまま

月日だけやけに早足で

振り返ってまた前を見て途方に暮れる

どうしようもないところまで

やって来たんだ僕らは

もうここら辺が潮時だ

幕を下ろそう


時代が変わっても人は変われないんだな

そんなわけで今日も僕は、朝寝坊


もうね、もうね

終りでいいと思うんだ

いくら多くを知ったとて

自分を嫌いになるだけだ


もうね、もうね

やめればいいと思うんだ

涙が頬を伝うほど

しがみつく意味はないだろう


もうね、もうね、もうね、もうね

涙も出なくなったから

そっとエンディングを流そうと思う


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