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地雷パーティになりました。  作者: 滝津原
遺跡のゴブリン退治
18/62

パーティ結成!

「さあ、どうしようか……」

「ほんとにな……」

「何をそんなに悩む必要があるのよ?」

「そーそー」


 ケイディア達3人は、その後やってきたクローベルと合流した。

 これで晴れてパーティの結成である。だが、男2人は浮かない顔をしていた。

 そのなかで口火を切ったのはダングルスだった。


「まあやってしまったものは仕方ないから、これからどうするかだ。まず誰が前衛職を取るかからだな」

「だから私が取ったって格闘」

「……この脳筋ヒーラーは置いといてだな」

「誰が脳筋だこら」


 脳筋ヒーラーがダングルスの胸ぐらを掴み上げていた。


「でも、ダングルスも『両手剣士』取ったんだろ?」

「一応取ったけど、出来れば魔術師として戦いたいからなあ。ほんとは接近されたときの自衛手段程度に使いたい」


 だが最悪、魔法剣士方面に切り替えることも考えてはいる、とダングルスは言う。


「俺としては、ケイに前を任せたいんだが、もうジョブ2つ取ってるんだよな」

「そうなんだよ。次のジョブ習得は1000Nかかる」

「あんまり金かかること頼むのもなあ」

「そういうことは困ったときに考えればいいんじゃないのー?」


 サリミラの意見にうーむ、と唸るダングルス。


「行き当たりばったりでもなんとかなるってー。楽しむのが一番だよー!」

「砂川は何するにも楽しそうだよな」

「リアルの名前はタブーだよー?」


 サリミラちゃんって呼んでねー、と現実の名前で呼ぶダングルスに釘を刺した。


「サリミラだし、そのままミッちゃんって呼んでもいいよね?」

「構わんよー。私はベルちゃんって呼ぶねー」

「ダングルスって気持ち長いんだけど、略称はダンでいいのか?」

「隊長とかリーダーって呼んでくれてもいいぞ?」


 このゲームの言い出しっぺであるし、パーティリーダーをダングルスがすることに3人とも異論は無かった。


「じゃあダンで」

「ダンね」

「おいリーダー焼きそばパン買ってこいよー」

「リーダーの扱いひどくね?」


 そんなところで脱線した話を戻す。


「じゃあとりあえずはこのまま戦ってみるか。まだ砂……サリミラがどれだけ動けるかわからねえし」

「ふふふ、おまかせあれー」

「それじゃ、冒険者ギルドにでも行くか」

「「冒険者ギルド?」」


 ハモった声はケイディアとクローベルのものだ。サリミラはやって来て間もないにも関わらず把握しているらしい。


依頼(クエスト)を受けれる施設だよー。ファンタジー世界のお約束だねー」

「パーティも組めたし、討伐クエスト受けてみようぜ」

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