あの日の事
寒いような暖かいような春の風
バサバサと鳥ノ羽ばたく音
私は________
『鳥になりたかった』
「ねぇねぇ!あの綺麗な空さ!
いつか一緒に飛んで世界中回ろうよ!」
元気のある懐かしい言い方
「うん!」
あれは、いつの頃だっけ…
「お…ろ…」
誰かの声がする
それとノイズみたいな音
「起きろ!!」
「ふぇ!?」「ははははは!」
「塚目お前また寝てたのか?
どした?寝不足か?」
「すいません、夜更かししちゃって」
「おい、ちゃんと起きろよなw!」
「ハハハハハハ!」
誰かの声とノイズの用な音は
クラスメイトと先生の声だった
また寝ていたのか…
「じゃあ塚野129ページ読め」
「はい」
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キーンコーンカーンコーン
「礼、ありがとうございました」
私は塚野 咲、中学三年。新学期迎えてまだ慣れてないクラスにいつも笑われる。
「さーきっ!いつも寝とるね…夜更かしは肌にもよくないよ?」「うん…」
この子は、津由乃 真姫 (つゆの まき)この学校に転校してきたときにすぐ仲良くしてくれた最初の友達。あれも良い思い出となってる。
「放課後どっか行く?」「あれ、真姫部活は?」
「無くなったんよ」「ほーん、無断欠席やろ?」「ちっバレたか!」「お願いやからチクらんといてぇ!」
「真姫ったら~」
真姫はバレー部に入っていていつも部活を
無断で欠席してるのに実力ではトップ級だ
「まぁたまにはいいじゃん」
「たまにて、あんたこれで何回目よ」「3…回?」
「6回目よ!」「えへ」
真姫は可愛い、なのに彼氏はいない。
もったいない。
「じゃあヌテバ行く?」
「いいねー!その後ゲーセンは?」
「いいよー!」
授業中にみてたあの夢は懐かしい
「ねぇねぇ!あの綺麗な空さ!
いつか一緒に飛んで世界中回ろうよ!」
あの頃の記憶が忘れられない
あれは10年前のことなのに。




