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新約俗書  作者: ルルカプア
2/7

ルシファー、現代まで

堕天使ルシファーとして地球上に

悪魔の総統として君臨するようになった。


人間の中にもその存在が

浸透し始めるようになった。


暗黒の光を身に纏うようになった。


そして光り輝くものを

生き生きしたものを


その身の暗黒をさらけ出すものを


いつしか恐れるようになった。


暗黒を増大する事をも

怖くなって行った。


やる事なす事が

悪い人間のように

悪い人間のような

自分を


受け入れる事すら出来なくなって行った。


力が失せて行く中で

色んな偉人を消し去ろうとした中で


度々、光が戻る感覚があった。


暗黒の中に光るものがあった


その時命が、伸びるような

感触があった。


ルシファーはそれは

なんなのか?


時々思い出し時より出会う

その感覚を

考えるようになった。


この世には


世界を動かすほどの力がある

人間が産まれる。


イエスやブッダなどもその一人であった。


ルシファーはそのようなものを

消し去るために

その者達に会う事があった。


しかし痛手を受ける事となった。


ブッダに会った時


ブッダはルシファーに

こう言った。


貴方は無知である。


無知は、悪の中でも

一番の悪である。


ルシファーはその言葉を聞き

大いにショックを受けた。


人間に無知と言われたことが

とても傷ついたのだ。


ルシファーは怒りを覚えた。

ブッダを抹殺することを

誓った。


しかしブッダの光は

輝くばかり

あらゆる神を

その背後に感じた。


到底勝ち目がないように思えたが


毒キノコの料理を

この世で一番苦労し貧しいながらも

お布施をしたものとして

現れた時


ブッダはそれを一人で

食べることにし

ほかのものには食べないようにし


それを食べて死んだ。


その時に

微かに光を

暗黒の中に感じた。


その後もブッダの教えを

悪に染まるように

色んな手を尽くそうとしたが


ルシファーは、世界を動かすその

ブッダの教えを抹殺することが

出来なかった。


イエスの時も

そうであった。


イエスに会いに行った。

殺そうとしたが


ことごとく跳ね除けられた。


悪に染まる事がなかった。

神を愛していた。


それは自分が天使の時のようであった。


あの時の自分を見るようであった。

同じものを見るようであった。


そしてその背後に神々の存在を感じたのであった。


イエスの教えを抹殺することは

出来なかった。


自分の存在までが

悪であるとしたその教えが

この世に残るものとして


世界を動かすものが

この世に産まれる。


ルシファーは、ルシファーが世界と呼ぶ者達が

沢山世に出てくるという事を


知った。


そしてこの世の人間に影響を

与える世界達の存在を


重点的に消し去る事が

得策であると判断した。


ルシファーは堕天使達に言った。


人間の中に世界を動かす力のあるものが

産まれでる。


霊的なものと繋がれる力神々と繋がれる力のあるものである。


その者達が人間の価値を高める恐れがある。


神々や霊的存在に愛される価値のあるものである。


その者達を抹殺しなければならない。


ルシファーは自分がもう神に愛される価値のないものになり

天には戻れず

地獄に堕ちたと思っていた。


人間を憎む気持ちや神を恐れる気持ち

沢山の苦悩を抱えるものになった。


世界を動かす力のあるものが出てきたら

消し去るという

殺害するというのが


使命のようになった。


悪い人間で世界を動かすようなものは

そのままにし

力を貸すほどであった。


良い人間が世界を動かすようなものは

見つけ次第

消し去ることを行なった。


自ら世界を動かすものに

乗り移り悪い事をやる事もあった。


だんだんと

悪い事が蔓延すると

その反対に良い事が何か?

良い事をしょうとするものも

増えていった。


善がこの世を動かす力も増えていった。


ルシファーは段々と

力が弱まって行った。

そしてルシファーは、そのままだと

自分の価値が虚しくなっていくという

自分に従うものがいなくなる

孤独な気持ちが産まれていった。




そして2018年現代になった。

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