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ワールドオブゴッドオンライン  作者: もぎもぎフルーツ
1/5

プロローグ前編

設定がつたないですが、やっていこうと思います!何か追加設定の案や感想などありましたらコメントお願いします!!

2200年。VRMMORPGというものが平然と存在する時分。


某大学の2年生である山田アキラは近所のゲーム屋のショーケースの前で、爛々と目を輝かせていた。


「ワールドオブゴッドオンライン!!」


直訳で"神々の世界オンライン"だが、このゲームは3つの特徴がある。


1つ、VRMMORPGなので意識をゲームの世界にトレースさせて、まるで異世界に入り込んだかのようなリアリティを得ることができること。


1つ、このゲームが発売されたと同時に世界的にヒットしたことで、現在では世界大会や一部クレジットを現金に変換できたりなど、世界規模でこのゲームは社会に影響を及ぼしていること。


最後に、このゲームの基本概要として、プレイヤーは10種類からなる個性豊かな種族と10種類の様々な職業から自分のキャラをクリエイトし、30を超える神から一柱の神を選んで守護神として設定できること。


アキラは、その特徴のどれもに魅力を感じ、このゲームが発表されてから、何度シミュレートしたことか数え切れない。


なんとしてでも、プレイしてやると奮起したアキラは、新技術の盛り込まれた新しいハードのゲームであった故に、発売日にこそ間に合わなかったものの、発売から1年経った今日、ようやく手にすることが叶うのである。


ちなみに、ゲーム機本体は税抜き20万。ワールドオブゴッドオンライン自体は10万と、かなりの出費であった。


だが、誰になんと言われてでも買うと決めたアキラの本気は凄まじく、大学生という時間に余裕のある身分を利用して、バイトを掛け持ちに掛け持ちを重ね、いよいよ金がまとまったのである。


「おじさん!!これ一式ください!!」


「はいよー!アキラくんお金貯めるの頑張ってたもんな。お疲れさん。ほれ、まいどあり!」


目を輝かせているアキラはまるで子供のようにレジに言った。店員の、気さくなおじさんは満面の笑みで答えてくれた。


レジ処理すらもどかしそうに、アキラは鼻息荒く店員のおじさんにまくし立てた。


「おじさん早く早く!今日から俺、WOGO(World of God Onlineの略)プレイヤーになるんだ!うずうずして待ちきれないよ!!」


「はいはい。よっと。はいどうぞ。高いんだから落とすんじゃねーぞ?」


大事そうにレジ袋をよこすおじさんから受け取り、そのままアキラはレジ袋を胸にぎゅっと抱いた。


「はい!!んじゃ、またね!おじさん!!」


そして、アキラは大急ぎで帰路を駆けていった。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーー



アキラは自室のベッドの上にいた。道中、全力疾走で帰ってきたものだから、汗だくになって肩で息をしていた。


「よし……帰って……きたぞお……」


アキラはシャワーを浴びるのも億劫だと思い、着ていた服を脱いだ途端、辺りに投げ散らした。


下着姿になったアキラはエアコンのスイッチを入れ、買ってきたばかりのゲーム機本体を箱から出してセッティングを始めた。


「さて、本体を起動して、WOGOをインストールして、最新パッチも当ててっと……」


シミュレートを繰り返してきたアキラにとっては朝飯前で、ものの数分でセッティング自体は終了した。


むしろ、問題はここからだ。


「さて、キャラメイクすっか!!」


このWOGO。VRMMORPGではあるのだが、ゲームを始めるまでのことは割とパソコンでやらないといけなかったりするのだ。


そしてアキラは、パソコンでWOGOのプレイヤーズサイトを表情させ、WOGOのパッケージに付属していたアカウント情報をサイトのフォームに打ち込み、アカウント登録を進めていく。


「ふう、なんだか初めてネトゲをやろうとしてた頃を思い出すなあ。これからのゲームライフが楽しみだなあ」


次々と項目を埋めて、ついにアキラはキャラメイクのフォームに辿り着いた。


画面上には10種類の種族と職業、守護神に登録できる神の一覧があった。今までシミュレートしてきていたアキラだったが、この場所だけは決めきれなかったのだ。


「さて、どうしたものか……」

次回はキャラメイクしていきます!!

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