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意志の世界の人間

 世界には意志を以ってエネルギーを自由に作用することができる。

 一般に意志を元に作用する力のことを、意志によって生み出された(ように見える)エネルギーとして、「意志エネルギー」あるいは単に「意志」と呼ぶ。


 意志エネルギーにおいて作用する力の代表は、身体機能の制限解除である。

 肉体が持つスペックを限界まで発揮すると、体機能は損傷してしまう。そのため脳は運動性能を意図的に落とすことで損傷を防いでいるが、意志エネルギーはその運動性能のセーブを取り払うことで限界以上の力を発揮させることができる。

 無論そのようなことを行えば肉体は傷つき使い物にならなくなる。

 しかし肉体の修復、細胞分裂も意志エネルギーは行うことができる。

 そのため幼少期は破壊と再生の繰り返しが多く起こり、肉体機能が著しく上昇し、ある程度の無理が効くようになる。

 また肉体がそういう風に頑丈になった人間たちが交配するため、遺伝子作用により現実の人間より元々強靭である。


 意志エネルギーは人間の体内で完結するため、人が炎を吐いたり草を生やすことはできない。

 また元となるエネルギーが必要となるため、肉体の損傷・回復を無限に繰り返すことはできない。

 手足がちぎれた場合は意志の力により筋肉の収束で傷口を一時的に閉じることはできても、腕を生やすことはできない。

 同様に「あのようにかっこよくありたい」と思っても肉体を変化させることはできない。そのような機能が人間には存在しないからだ。

 しかし生物は定向進化を行う。「かっこよくなりたい」「美しくなりたい」という意志は万人が持つ者だ。意志エネルギーはそれを汲み取り、次世代へ受け継がせようとする。そこで起きるのは微量の「進化」だが数千年続いた人の営みは、理想を現実と変えている。

 よって美男美女しか存在しません。

 ただし当人の考える「かっこいい」が当人の姿にあっているとは限らない。また一口に「かっこいい」と言っても、剛毅か繊細かなどパターンは無数に存在する。ただし国・人種別に一定数「かなり似た」姿形は存在する。


 意志は人の精神に密接に関係している。

 しかし精神はクオリア、内観の影響を受ける。

 内観は各個人が持つ印象、イメージである。

 そのため意志は自身のイメージを無意識に反映する。

 何処に反映するのか。意志が作用することができるのは人間が人間の機能でできることだけである。

 人の髪色に反映する。

 ストレスで色素が抜け落ちるように――最も多く受けるイメージの色を反映する。

 最も多く受けるイメージとはなんだ?

 当人の精神だ。当人の性格だ。

 当人の性格を元に、当人のクオリアに基いて色を決定し、髪色に反映する。

 当人が「穏やか」な性格だったとして、ライムグリーンを想像するのか、アクアを想像するのか、ライトオレンジを想像するのかは当人次第だ。


~今北産業~

人間は意志ですごい力が出せるよ。

現実の人間よりはるかに強いよ。

イケメンと美女しかいないしこいつら非現実的な髪色してるよ。

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