第14話 チュアフル!
この物語はフィクションです。
登場する団体、地域、人物などはすべて架空のものです。
また、犯罪などの非合法行為を推奨する作品ではありません。ぜったい真似をしないで下さい。
「野乃香、何でここにいる?」
教室に着いたらひとの机に座っていた
「授業もよくサボったり、昼休みとかもたまにどこにいるかわからない葵を見つけるには朝ココで張り込んでるのが一番エンカウント率高いからね」
「机に座る意味はないでしょう・・・」
「その方が目立つから!」
は~っとため息をたきながら
「で?何か用?」
「なかなか顔を出さないマネージャーがいて、今日こそは来るようにと部員たちに説得するように頼まれた部長がここにいたりするのだが」
「なるほど、でも基本的に忙しいので手伝い程度でって事でのマネージャーだったよな」
「でもそろそろ一週間、部室が・・・」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「アハハハハハハハハ」
「アハハハハハハハハ」
「掃除しろよ!」
「私たちは体育会系だからムリ!」
「もう少し女性らしさを持って!」
「じゃ、もうすぐHR始まるし後は放課後部室で」
「あ、ちょ!」
そう言い残しさっさと自分の教室の戻っていった野乃香だった
「葵ちゃん~大丈夫~?」
隣の席のから、いつもどうり間延びした口調で話しかけてきた
「あ~大丈夫。マリアおはよう、今日は早いな。あとちゃん付けはやめて」
「今日は~早くついて~守衛さんに~校門空けてもらったの~」
「あ~うん遅刻しなくてよかったね」
昼間で遅刻という記録を作った事のある彼女はそれを考慮して早めに出たのだろう
校舎から10分もかからない位置に家があるのだが・・・
「それにしても~西華ちゃん~今日は~遅いね~」
「いや、校門のところにいるよ」
「あ~本当だ~。早くしないと~HR始まるのに~」
「いや、風紀委員の仕事だから」
「あ~西華ちゃん~風紀委員さんだったね~」
マリアが納得していると、教室に先生が入ってきた。